キノコ採りで遭難?

記事、2005/11/26
1997.10月 sofyとのキノコ採りでの、遭難? 
を思いでして書いてみた。

1997.10  sofy 13ヶ月 の出来事

” キノコ採りで遭難? ”

 夕方、sofyと近くの山にキノコ採りにオフロード・バイクで向かった。
昨年、教えてもらった場所・・・sofyは、大喜びで私の前を行き雑木林の中へと入っていった。
 1時間ほどキノコを探し夕食に間に合う少しのキノコが採れた。

 夕日が見えたので明るいうちに帰路に・・・沢を3つほど超え、来たルートを戻った。 ほどよい時間を歩いたのに山に入った場所に戻れない? 間違えたと思われるポイントまで戻り、ルートを変えてみた・・・あたりは暗くなりかけたのに、近くの山だとライトを持参していない事に後悔した。 更に、不在だった妻は、ここへ来ている事を知らない。もう直ぐ暗くなる! 少し焦った私は、若い頃、登山好きで東北の山は全て走破していた自信から、周囲の地理から判断して沢を下り周辺の林道に出る事にした。



 20分ほど下ると沢は消え・・20m幅の密集した笹薮に遭遇した。 sofyは歩破できそうも無い。 今来たルートをロストポジションした場所まで引き返すことにした。 
 沢を登り始めるとsofyは、私がロストポジションした事に気付いたようで、ジクザクに臭いを嗅ぎながら来た道を探して歩き始めた・・・時々後ろを振向きながら私を案内して尾根の向こうへ消えた。 
 sofy・・・呼ぶと、私の感と90度違う方向から戻ってきた。また、歩き始めると、sofyはジグザクに走り出して雑木の中へと消えていく・・・尾根にたどり着き、見えないsofyを呼ぶと、またしても、私の感と違う方向から戻ってくる。

 私は、幼いsofyを信じていなかった。 薄暗くなった今、僕が頼れるものは、sofyの本能しかないと気持ちを切替えた。 sofyを頼りに後をついて走った。
 sofyは、後ろを気にしながら雑木の隙間を案内した。 数個の沢と尾根を越えてると、薄暗くなっていた・・・・雑木をかき分けて更に付いて行くと、程なく広いところに出たと思ったら・・・バイクが見えた。 ほっとしてsofyを撫でて「ありがとう、お前のお陰で助かったよ!!」 バイクのライトを点けて二人で家に帰った。

 

sofyの夕食は、スペシャルメニューとなった。その夜もSofyは、いつものように私のベットの上で眠りに付いた。
間もなくSofyが、やたらと痒がるので電気を点けて見ると、なんと小さなダニが沢山付いていた。 

 私は、朝まで電気を点けっぱなしにして、ダニを
30数匹も取る羽目になった。 
それ以来、私はsofyを疑うことも無く、頼りになる親友として一緒に暮らしています。