心療内科入院案内へようこそ、ここは管理人がうつ病で入院していたときの
レポートです。他の病院では様子がかなり違うと思われますので、参考程度にお願いします。
病棟の種類について
病棟の種別
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内容
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開放病棟 |
フロアにカギはかかっていない。 窮屈でない? |
閉鎖病棟 |
準閉鎖病棟? |
フロアにカギがかかっている。 観察の対象となるが、それほどでもない 外出は許可される場合もある。 (病状によっては単独も) |
(完全?)閉鎖病棟 |
部屋にカギがかかっている。 完全に観察の対象となる。 外出などは許可されない。 |
病棟には普通病棟と閉鎖病棟があります。私が入院していたのは準閉鎖病棟だと思います。
そういうこともあるので、以降の説明は準閉鎖病棟のみとします。
病棟内のフロアの構造で特徴的なのは、階段・エレベーターに行くとき通るドアにカギがかかっている事である。そのため、患者は他のフロアに行くことや外出する事が原則的に出来なくなる。
また、フロア内の設備としては、病室、食堂兼談話室、ナースステーション、トイレ、洗面所、風呂、洗濯機などがある。
病室は大部屋で、ベッドが並んでいるわけだが、通常の病院と大きく異なる点がある。
まずは、通常はベッドごとにカーテンの仕切りがあるが、それがない。したがって、患者のプライバシーがなくなる事になる。その理由としては、例えばうつ病の患者の場合は、自殺を図る可能性があるので、それを防止することが必要だからであるまた、ベッドの脇には物入れやテレビは存在しない。個人の持ち物は、各人のロッカーが用意されている。
回診は週に2〜3回程度(入院当初は毎日)行われていました。
一回の時間は20〜30分位だったかなと思います。そこでは現在の精神状態の話があり、それによって薬を変えたり、外出の許可などを与えたりなどを行います。また、病気に関係する問題(家庭、仕事、人間関係)の話をする事もあります。うつ病の治療は、心を休めることを第一に考えますから、病気に関係する問題の解決を先に延ばすような考えになるように指示します。ただし、問題が患者個人のことだけでなく、関係する人が他にもいることが大多数だと思います。そのため、医師は家族の人に問題の解決を延期するようにするか、患者本人に対して責めるような事が無いように理解してくれるように説得することがあります。そのため、家族を交えた話し合いや、患者本人を外した話し合いが行われることがあります。
看護師の服装などの外見に関しては、通常の病院と変わりないと思います。
ただし、その役割については違う点があります。
まず、患者本人に対する観察のベクトルが精神状態のチェックに重点が置かれますから、患者本人の様子、言動などが注意深くチェックされます。
それらの情報は看護師間で共有され、医師にも報告されるはずです。
また、買い物などで近所に外出許可が出た場合も、看護師と同行して行かなければなりません。あとは、不安な事とかの話を聞いてもらった時もありました。
そのほかは、通常の看護師と同様の仕事を行うことになります。