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「プチタンファン」 1998年1月号







informationお知らせ 本書は、1〜4歳児をもつ親を対象にした月刊の育児雑誌です。子どもを叱ることは育児の中で大切なことの1つですが、子どもを叱る場合に、他者がいるときとそうでないときとでは、叱り方に差の出てくることがあります。つまり、他者が存在(あるいは、他者の目)が私たちの叱り方に影響を与えているということです。 「他人の目があることで、叱り方が変わるのは、人間として自然なこと」というタイトルのインタヴュー記事に協力しました。この記事の中では、セルフ・モニタリングというM. スナイダーという社会心理学者が提唱した概念を紹介して、他者がいる場合の親の叱り方を説明しました。セルフ・モニタリングとは、自分の取った行動が、ある状況において適切かどうかを気にかけ、適切になるように自分の行動をコントロールしていくことです。これには個人差があり、状況に応じて自分の行動をコントロールしようとする人もいれば、自分の置かれた状況には無頓着で、自分の考えや欲求のままに行動しようとする人もいます。

 私たちには、程度の差こそあれ、こうしたセルフ・モニタリングという側面があるので、身内の場合と義父母や見知らぬ他者がいる場合とでは、子どもの叱り方に差の出てくる可能性があるということを紹介しています。


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<育児雑誌>

婦人生活社
\600


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