燕岳を登ってみたい!

 

今日は天気が崩れる予定なので、安曇野のわさび田を早朝から見学し、わさびコロッケを食べ中房温泉手前の燕岳登山者用の駐車場に泊まることにした。山頂付近には燕山荘(えんざんそう)があり、疲労を見て宿泊を考えることとした。 

駐車場までの舗装道路は幅が狭く曲がりくねっているので、注意が必要だ。山奥の駐車場(ラジオが入らない。)に夕方着いたのだが、無人の車が一台あっただけなのだが、翌日起きてみると十数台に増えていた。
駐車場に来た時には、小雨が降っていて、調理には蚊帳用に設置した車上のポールを伸ばし、簡易的にブルーシートを張って雨をしのぎながらの調理となったが、有意義な夕食だった。それにしても、雨が降る淋しい駐車場だったが、その雨が50cmの積雪になるとは思ってもみなかた。

体調を気にしながら登ると精神的に体調が悪くなるもので、最初の1時間ぐらいは軽い体調不良が続いた。体が慣れてくると疲労も回復し、精神状態も良くなり体調も戻ったようだ。
最初はつぼ足で登ったものの、30分もしないうちにアイスバーンの上に圧雪なのでアイゼンを装着したが、高度を上げるにつれて新雪が膝を超えるまでになっていた。
先行者が居るものの、新雪が深いため自分でもかなりのラッセルをしながら進むことになる。山荘下の平原は、森林限界を超えているため新雪が飛ばされ歩きやすい。

燕山荘でカツカレー(1200円)を食べながら、250円の水((ペットボトル入り)を飲み、元気も出てきたので山頂に向かう。目の前の登山者は持参のおにぎりに、豚汁(600円)を頼んでいたが、豚汁も食べたかった。
暗いが高曇りで360度の山々が見える最高の眺めだ。

ここの登山道は、急登と書いてあったが、危険を感じない山だ。山荘に泊まって雰囲気を味わってみたかったが、体力に十本な余裕が有り、宿泊者がほぼいないようなので、次回の楽しみとした。雪山の下山は早い。

 

 
登山者用駐車場
  合戦小屋が雪の中
 
合戦小屋と燕山荘の中間付近
  燕山荘手前の平原
 
燕山荘前から燕岳
  前方に見えるのが燕岳
 
燕岳山頂
  燕岳山頂から燕山荘
  駐車場600-615登山口-950合戦小屋-1125燕山荘1215-1255燕岳1300-1330燕山荘1340-1445合戦小屋-1535登山口-1545駐車場

駐車場⇒5時間25分⇒燕山荘(+50)⇒40分燕岳(+5分)⇒30分⇒燕山荘(+10分)⇒2時間5分⇒駐車場

8時間40分(行動時間)+1時間5分(休憩時間)
            
9時間45分(合計時間)

登り:6時間5分  下り:2時間35分
燕山荘の食堂
   
鍋冠山・大滝山・燕山荘(手前中央)・常念岳・東天井岳⇒大天井岳へ
大天井岳・前穂高岳・奥穂高岳・北穂高岳・南岳・中岳・大喰岳・槍ヶ岳(右端)⇒笠ヶ岳へ
笠ヶ岳・湯俣岳(手前中央)樅沢岳・双六岳・丸山・三俣蓮華岳⇒鷲羽岳へ
鷲羽岳・水晶岳(中央)・真砂岳・野口五郎岳⇒三ツ岳へ
三ツ岳(中央左)・烏帽子岳・南沢岳・立山・剱岳⇒北燕岳へ
北燕岳(左手前)・針ノ木岳・赤沢岳・蓮華岳(中央)・鹿島槍ケ岳・爺ヶ岳
「新雪を被った槍ヶ岳」  穂高岳を中心とするエリアが、北アルプスの最大の人気山域だろうが、その中でも槍ヶ岳がどこから見てもすぐわかり、万人の登頂のあこがれの山である。中央の尖った山が槍ヶ岳である。これだけ近くに見えるとは思ってもみなかった。登山口に車を置いていなければ、間違いなく槍岳に向かっていたことだろう。
このあと三日後に、新穂高温泉から登ることとなる。