登山探検 登山用語が知りたい!
その道の用語は聞いてみないとわからないものです。山で使われている言葉も同じで、英語・仏語・独語・俗語と色々と混ざり合っていて、辞書を見てもわかりません。 いまさら聞くわけにも行かないものです。とりあえずこれだけ覚えればOKと思います。 後は山仲間に聞いてみて下さい。 |
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・ 鞍部(あんぶ) | 山と山を結ぶ尾根が一番低くなっているところ。「コル」 |
・ 一本たてる | 休憩のこと。ボッカが杖を背負子の下に立てて休んだことが語源のようです。 |
・ ウインドクラスト | 風上側の斜面で新雪が強風に飛ばされ、低温で表面が氷化した積雪のこと。 |
・ 右岸・左岸 | 沢の下流に向かって右側を右岸、左側を左岸といい、地学用語です。 |
・ 馬の背 | 細い尾根こと。「やせ尾根」 |
・ エビのシッポ | 霧氷の一種で、岩などに付着した岩氷がシッポのような型に成長したもの。 |
・ おろく | 登山隠語で、遭難死体のこと。 |
・ カール | 沢の谷頭部にある椀状の地形で、平らで雪渓が残るようなところ。 |
・ ガス | 濃霧、霧のこと。 |
・ 釜 | 滝壺のこと。 |
・ ガレ場 | 沢状の地形で岩、小石が崩れころがっている斜面をいう。 |
・ カラミ | 荷物を持たないこと。 |
・ カンテ | 岩壁の中で尾根状の部分をいう。 |
・ キジ撃ち | 用を足すこと。姿がキジを撃つときの格好に似ていることから。 |
・ キレット(切処) | 落差が大きい岩盤状の鞍部をいう。 |
・ クラスト | 風や太陽、雨などの影響で、表面が硬く氷化した積雪のこと。「もなか状態」 |
・ グリセード | 雪斜面を靴とピッケルで意図的に滑降すること。 |
・ クレバス | 氷河(日本では雪渓)にできる割れ目のこと。 |
・ ケルン | 石塚、石の道しるべのこと。 |
・ 合目 | コースの取り付き頂上までを10に区分したもの。距離ではなく、高度による区分に近く、同じ山でも馬返しの違いによって合目に違いが出ることがある。 |
・ コースサイン | 登山コースを示す目印のこと。指導標やペンキマーク、赤布のこと。 |
・ コースタイムを出す | 水平距離1000m、標高差100mを15分として足し、実歩行時間と比べる。 |
・ ゴーロ | 沢の中で、岩や石がゴロゴロ散乱している平坦な河原をいう。 |
・ コル(サドル) | 山と山の稜線上にある窪みの総称で「鞍部」ともいう。 |
・ ゴルジュ(のど) | 川の両岸が高くそびえ川幅が狭くなったところで「函」ともいう。 |
・ ザレ場 | ガレ場より堆積物が細かな場所をいう。 |
・ 山岳スキー | スキー滑降が目的ではなく、登山の手段としてのスキーのこと。 |
・ サンクラスト | 太陽熱の影響で、表面が硬く氷化した積雪のこと。 |
・ 縦走(じゅうそう) | 距離に関係なく、山から山へ稜線通しに歩くこと。 |
・ シュカブラ | 強風にために雪面上にできる波状の紋様のこと。 |
・ シリセード | 雪斜面をお尻とピッケルで意図的に滑降すること。 |
・ 森林限界 | 高木が成育できなくなる標高線で、やがて高山植物帯になる。 |
・ スノーブリッジ | 雪渓がとけて、橋のような形に残ったものをいう。 |
・ スラブ | 表面に凹凸がなく、一枚岩でなめらかな岩壁をいう。 |
・ 雪渓(せっけい) | 谷を埋めた雪で、春や夏の頃まで雪の残っているところ。 |
・ 雪庇(せっぴ) | 山の稜線上の風下に張り出した雪のひさし(庇)をいう。 |
・ 遡行(そこう) | 沢を上流に向かって登ること。 |
・ 池糖(ちとう) | 湿原地帯にある小さな池をいう。 |
・ ツボ足 | 雪山をスキーやカンジキをつけず歩くこと。 |
・ 出合い | 沢と沢の合流する地点のこと。 |
・ ティンバーライン | 森林限界のこと。 |
・ デポ | 登山ルートにあらかじめ荷物を置いておくこと。または、登山中にいらなくなった荷物を置いて行くこと。 |
・ テンパル | テントを張ること。 |
・ トカゲ | 天気のいい日に外で昼寝をすること。山での日光浴。 |
・ 徒渉(としょう) | 川や沢に橋がないとき、水の中を歩いて対岸に渡ること。 |
・ ドブ沢 | 沢登り用語で、つまらない沢のこと。 |
・ トラバース | 山腹を横切る、横断する、横に移動することをいう。 |
・ 滑床(なめどこ) | 沢床が一枚岩で、その上を水が滑るように流れているところ。 |
・ ニセピーク | 頂上と間違えやすい小ピークをいう。 |
・ バカ尾根 | 広い尾根または単調な登山道のある尾根をいう。 |
・ バットテラス | 垂直岩の途中の平坦部をいう。 |
・ バットレス | 建築用語から来たもので、山頂や稜線に向かって走る岩稜のこと。 |
・ ピストン | 目的地を往復すること。 |
・ ブキ | 箸・スプーン・フォークのこと。 |
・ ブッシュ | ヤブや林のこと。 |
・ ブリザード | 地吹雪のこと。 |
・ ホワイトアウト | ガスや降雪で大地と空の区別がつかなくなること。 |
・ 巻き道 | 頂上に登ることをさけて、山腹をトラバースすること。 |
・ 水場(みずば) | 飲料に適した水の流れや泉の場所のこと。 |
・ やせ尾根 | 「ナイフエッジ」 |
・ 山スキー | 登頂を目的とするのではなく、山岳地域で滑降を主な目的とするスキーをいう。 |
・ 雪がクサル | 雪温が上がり雪が溶け始める状態をいう。 |
・ 雪代(ゆきしろ) | 雪どけ水のこと。 |
・ 稜線(りょうせん) | 山の峰から峰へ続く線のこと。 |
・ リングワンデリング | 目的地に向かっているはずが、円を描いて彷徨すること。 |
・ ルンゼ | 岩壁の中で沢状にえぐられた岩溝をいう。、尾根状の所は「カンテ」 |