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登山探検  幌尻岳・戸蔦別岳を登ってみたい!

  翌朝は、前日の天気とは打って変わって快晴です。
3時半に起きて5時の出発とのんびりです。「お先に」と声を掛けて行動開始し、命の泉に着くも、したたる雫も寒さには勝てず。北カールが望めるようになると昨日の5cm積雪が足下 を覆っている。

山頂にも思わぬ雪を見る。しかし、登頂の時は暖かい山頂で、北も南も日高が全開でした。
なんて美しい光景だろうと思いつつ後続の登山者が見えないので心配です。 右手に青々とした幌尻湖を見ながら新冠川コースと合流するとすぐに山頂です。山頂からの展望には、遮るものが有りません。
北に十勝や大雪。西に樽前の奥に羊蹄山。南に日高の連なり。東には阿寒の山々が確認できるほどの晴天です。パノラマを楽しみながらの一回目の食事を摂る。
北カールと東カールを見ながら軽快に幌尻の肩に出ると憧れの七ッ沼カールが眼下に広がっている。
七ッ沼にグリセードで降りるといきなり大量の黒い糞があり、沼の畔には大きな足跡と鹿の足跡が有りました。そうそうに退散しようと思うのですがブッシュが退散を阻みます。七ッ沼25分の格闘でした。
急斜面を登り、さらに登り切ると北戸蔦別岳ですが山頂プレートはなく、遠望から見た鋭さとは相まって山頂そのものは穏やかなものでした。山頂からの眺めは、幌尻岳よりも一 段と鮮やかに目に飛び込んできます。なんと言っても七ッ沼カール越しに見る南日高の山々は格別なものがあります。

是非幌尻だけではなく、戸蔦にも足を延ばしてみて下さい。是非!
戸蔦から分岐も北戸蔦も直ぐそこに見えます。分岐に近づくとチロロで見た文様の大岩がゴロゴロとしていました。