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登山探検  室蘭岳裏沢を登ってみたい!

 
  左上の写真は右股沢のナメを下流から撮ったもの。上中央の写真は左股沢を登りハングの滝下の分岐から北側(下流)を撮ったもの。右上の写真は中央写真と同じ位置から上流に向かって分岐を撮ったものです。
   左下の写真は、右股沢の右沢を詰めて尾根方向を撮ったもの。右下の写真は左下写真と同じ所から北側(下流)を撮ったものです。

黄色い看板のあるCo480二股(ゴーロ)を左に入ると左股沢(いわゆる下降沢)。ゴーロを右に入り、50mほど行くと、赤い岩の段差となって(現在はガレで埋まっている)右股沢が注ぐ。
本流は更に別れ、左に入るとゴミ沢。本流は中央沢と呼ばれる。中央沢はCo650付近で三股となり、それぞれ中央の中央、中央の左、中央の右と言う。
一般登山者は下降沢へ。途中から右岸の尾根(北尾根)へ取り付く。崖マークにそってピークまで踏み跡がある。
右股はひたすらすべり台のような滑を進む。上部の二股は左へ行くと壁に突き当たるので、そこから右岸の尾根に取り付き西尾根まで木登り&ヤブ漕ぎ。
ゴミ沢は裏沢でもっとも困難な沢だ。ゴミの門(これも現在はガレに埋もれている可能性大)と呼ばれる小さな滝を越えるとひたすら滑で、上部に行くにつれ傾斜が増してくる。滑の途中で進退が取れなくなることもある。尾根に逃げるにしても、決して右岸へ逃げてはならない。死ぬ目を見る。逃げるのなら左岸(中間リッヂ)へ。
中央沢は三股から、急に傾斜を増す。上部でコケると、振り出しに戻ることになるので、ランニングを取っていく。気が付くと、既にランニングを取るべき位置に立っていることがあるので注意が必要だ。
お椀の滝からは右岸に取り付きヤブを漕ぐ。(近年は崩壊が激しく、尾根に取り付くのに難儀するらしい。)

以上、地元某大に伝わる裏沢の攻略法だとか・・・

    下の図は、日本登山大系(1980年発行)室蘭岳裏沢の概念図を基に作成したものですが、先に示した現在の国土地理院の地図と比べると理解できない点が幾つも出てきますが、あくまでも概念図ですので・・・・・


  上の図は、航空写真を基に作成したものですが、レンズのひずみ等が有って、国土地理院の地図に重ねきれませんでした。

   ここまでの内容は、間違っているのにようやく気づきました。それは、上の図と下の図全体が同じ物だと思っていたことです。今回このHPの整理をしていて上の図と下の図の赤枠が同じ物だと言うことに気付きました。何ともお粗末なことです。これで、スッキリしました。
   よって、写真の説明文は直していませんので、今回のことを理解した上で再度ご覧下さい。よろしくです。