snow office


登山探検  室蘭岳を登ってみたい!

カムイヌプリへの縦走分岐を過ぎると左手に本来の山頂があり、1962年に室工大山岳部員の遭難碑がある。やがて大きな室蘭岳の看板と鐘が見えると山頂である。
この室蘭岳には、先に記した正面からの3ルートとカムイ岳からの縦走路のほかに裏沢左股ルートという沢登りのコースがある。鉱山町から川又へゆき、北側からの滝越えの2時間半のコースです。地図を見てもらうと、南と比べ北側は等高線が込んでいますし、沢ですので経験者を同行して登って下さい。


山頂からは、遠くに風不死岳や樽前山を、目の前にはこぶを連ねたカムイヌプリが見えます。この山にも電波反射板がありました。電波反射板てなに?と思う方にお答えします。これは、電波を反射する板です。これはある官庁に電話で確認した時の回答です。わかりやすい説明でした。
実は、G(ギガ)ヘルツ帯のマイクロ回線とのことでした。鏡の反射を利用して光を遠くまで伝えるのと同じように、この反射板を利用して回線網を造っているとのこと。イチャンコッペ山には開発局のものが有ります。
警察庁・防衛庁・国土交通省など色々な官庁が独自に設置しているようです。


水元沢コースは室蘭岳からカムイヌプリへの縦走路を降り、鞍部にでると最初の分岐(牛舎奥林道を北側に降りる滝沢コース)無視して先に進むとすぐにカムイヌプリとの分岐を確認できる。
笹が綺麗に駆られた道を進むとロープ場が有るほどの下りが続き水の音が聞こえてくる。


尾根をでると滑滝が見え、数回同じ川を渡り、トド松の植林地を抜けると室工大からの林道にでる。鷲別川を右手にしばらく行くとコンクリートの川岸のところに白鳥ヒュッテに向かう一本の丸太橋が見える。ここを見逃すと後が大変ですので気を付けて下さい。
左の写真は、スキー場から一本丸太橋方向を写していますが、森の切れ目に見える沢が鷲別川です。
だんパラスキー場から見ると、中央(森が切り取られている上)が室蘭岳で、右手に連なっていつのがカムイヌプリです。
だんパラに駐車し室蘭岳〜カムイヌプリ〜穂別ダムに抜ける縦走コースが有りますが、交通の便が悪く実用的では有りません。カムイヌプリから引き返して水元沢をだんパラに抜けるのがいいと思います。休憩の時間にもよりますが、5時間は覚悟した方がいいかもしれません。

  「 室蘭岳は地図上では鷲別岳となっているが地元では東方稜線上の750mピークを鷲別岳といっている。」と日本山大系1北海道・東北の山(1980年9月18日発行)に書いてあった。