カムイエクウチカウシ



        新しい登山口のゲート
                                                   030730-0801
 雨の中280km先の登山口を目指して10時に出発する。交通の流れが順調で思った以上に早いので、日高山脈山岳センターで情報収集をする。前日から降る雨で増水を心配したが、このまま雨が上がれば渡渉は問題ないでしょう。熊は七の沢出会いで確認されている。八の沢カールで熊が人に近づいてきたとの情報はない。新たなゲートが2kmほど手前にできている。山岳センター無線設備は免許が切れている。などなど情報をいっぱい戴き雨の中登山口を目指す。
 最初の予定は、このゲート前で1泊して早朝出発予定であったが、八の沢出会いで泊まることにし、少々パッキングを補正しカッパの上を着て出発した。
 30分もすると7の沢出会いに着くが、目標としていた「登山者の皆様へ」の看板(本来は右上の写真中央に有ったはず。)がない。でも、立派な高速道路?があるので間違えることはない場所です。
 七の沢出会いからは、広い河原でどこを歩いても問題はないが、八の沢出会いまでの中間地点は川から大きく離れ左岸の森林帯に道が付いている。河原を歩くよりは随分と時間短縮になるので見落とさないように。


       八の沢出会いの幕営地
 八の沢出会いを通り越さないためには、南から突き出ているP882.3を目標にすると良い。幕営地は、八の沢合流点から約200m上流の左岸にある。
 28kgのリュックを背負って2時間で八の沢幕営地に着くが、幕営者は居なかった。
 再度地図とGPSを出して位置を確認し、ビールを河原の水で冷やしながらテントを張る。
 幕営地は、整地されたところが数張り分有り快適なところだった。
 ただし、曇り空で林の中なのでテントの中は闇そのもので目の前に何が有ろうとわからなかった。


二股から三股とカールを望む       
 少々の蚊が居たもののスプレーを出すこともなく、ビール3本を飲みながらの夕食を済ませ早々に就寝。
 早朝の目覚めで天候を伺うと、晴れを予感する。こ こにテントを置いて登ろうとも考えたが、やはり八の沢カールを次の宿泊場所と決め、全ての荷物を背負って出発する。


    1000m三股(中央矢印の左岸を行く。)
 八の沢出会いから三股までは、概ね右岸の林間に踏み跡を見つけることができるが、登りは踏み跡を使わず快適に沢を使う。 下山に使ってみたが、こんな所に巻道いらないっしょや!と思うことたた有り。だが、軽快に踏み跡を見つけられればかなり時間短縮につながると思う。概ね出入り口にテープ有り。
 三方から滝が落ちてくる1000m三股には大きな残雪があり、暑さをしのぎながらの休憩にはもってこいであった。
 ここから中央の滝の左岸を上るが、危険箇所にはロープが張ってある。
迷い込みやすいとされているY字(登り)や横S字(下り)も事前に頭の中に入れておけばテープもあり迷うことはない。やはり下調べが肝要かと思う。この辺は少々登りのきついところがあるが、重装備でも全く問題となるところがなかった。
 この核心部を過ぎると普通の沢登りとなり、巻道もあるが中央を進む方が楽しい。
 カールに上がる少し手前に湧水が勢いよく出ているところがあり、飲み水を担ぎ上げる必要性を感じなかった。私は5Lの飲み水と2Lのアルコールを担いできたが!
 

 沢からカールに上がって一番最初にしたことが、眼鏡を出して熊を探すことだった。やはり1人は慎重になる。
 上の写真は、カール中央から左にピラミド峰、左にカール中央の残雪(「へ」字に見える残雪は二股遠望写真の「へ」字の残雪と同じ物)を見る。