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登山探検  冬の漁岳を登ってみたい!

前日の天気予報では、絶対の快晴日を確認し、山頂に立つ最終時間を決めて登りました。この山は、1月の登山者は有りません(登山者名簿から)でした。また、ほとんどが週末の登山となっており、平日の登山は自分一人と覚悟をして登って下さい。
また、携帯電話は、山頂付近ではOKですが、無線機の携帯が必要です。
できれば、単独行を避けることをお勧めします。自分は単独行でしたが・・
地図とコンパスを持っていきましたが、視界が良好のため地図を頼りにしないで進むと、ピークがいくつか有って、もうすぐ頂上だと勘違いしました。1,110付近から見た漁岳が小漁岳に見えていました。地図を確認しながら登って下さい。途中で視界が悪くなったときに役立ちます。
この2枚の写真は、1,175mからの写真です。頂上は目の前に有るのですが、白一色のため地図を見ないと高度感覚が有りませんでした。どこに行くのにも地図とコンパスは必要です。

純白の雪面に付いているのは、自分のシュプールだけというのは、最高ですが、この3日間に登った人間は、一人だけです。事故があっても誰も通りません。
それにしても、冬山は美しい・・・・。この気持ちが危険かも知れません。
次に登るのは、白老岳と多峰古峰山・・・・・・・・

シールを貼っていても1,175mピークまでには危険なところは幾つか有ります。サンクラストだと思いますが急斜面の滑る所に薄い新雪がつもっていました。
1,175mポコからコルには私のスキーでは直滑降は危険すぎました。
コルから山頂は、思った以上に急斜面です。シールを貼ったスキーではクラストに太刀打ちできませんでした。
エッジを外してしまうと気持ちよく百数十m下のコルまで滑落です。多分途中では止まりません。
私は、山頂手前50m地点でスキーを断念し、ツボで登りました。
さすがに山頂付近は、日陰と風により厳寒です。身支度を整え直してから山頂にアタックです。山頂は直登できず、空沼方向に迂回してかの登頂となりました。

登頂した気持ちの「やった!」と相まって、札幌方面は「何じゃこれ」と思うほどの緩斜面です。地図では確認していましたが、予想に反していました。
月日 入山 下山 人員
11/09 07:50 13:45 1
11/25 08:30 14:00 1
11/28 10:00 12:30

1

12/01 09:30 12:00 1
12/02 09:00 14:50 1
12/25 09:30 11:30 2
12/29 08:00 14:50 2
02/07 06:25 12:45 1
02/20 08:20 15:30 2
02/21 08:52 14:20 2
02/24 09:20 15:10 2
02/25 08:30 11:55 7
02/25 09:30 13:30 2
左の表は、漁岳の登山届けです。昨年の10月に偵察に来たときよりは頻繁に登られていますが、やはり少ないですね。1月は厳寒期のためでしょうか登山者0です。
この表は、デジカメで撮ってきたため不鮮明ですので、間違いがあるかもしれません。間違っていたらごめんなさい。
山頂は、札幌側がなだらかなのでかなり広い所です。ただし、札幌側からの強い風のせいなのかスカブラ状になっています。また、登山道の無い割には、立派な山頂プレートが有りました。展望は、360°全開です。羊蹄山・徳舜瞥山・ホロホロ山・小漁岳・樽前山・恵庭岳・イチャンコッペ山・日高山脈・空沼岳など見えるものは見えます。 登山行程は林道入口(510m)-60分-尾根取り付き(700m)-30分-本尾根(900m)-25分-P960mポコ-25分-P1060mポコ-25分-P1175mポコ-45分-山頂(1318m)-80分-本尾根(900m)-20分-尾根取り付き(700m)-20分-林道入口(510m)