西沢から登
 

 
 恵庭岳の西沢登山口なんて、よほどの物好きしか知らないルートだと思います。
 このコースの存在を知ったのは1年ほど前にオコタンペ湖から流れ落ちる川に滝のマークがあったことに有ります。
 滝を探している途中で登山ポストを見つけたのです。そのときには鉄扉が有ったのですが、どこへ行ったのでしょう?
 今回の挑戦は、そのこととHTML(北海道山メーリング)で一部の話題となったのを機に行動したのですが、思わぬアクシデントになってしまいました。
 
 上記の地図はGPSを使っていますのでほぼ正確だと思います。赤+青のルートが実に登ったもので、赤は通常のルートのようです。


 今回の行動には色々と問題はありましたが、オコタンペ川を渡り200円の徴収員を見ながら入山開始です。

 川沿いに笹狩り下道を進と浅い谷道が続き、13分ほどで平坦地に出ると登山ポストが有ります。昨年確認した登山者名簿はなく、鉄扉もどこかになくなっていました。

 
 
 思った以上にルートがしっかりしているが、位置を特定しがたい地形を進と2mほどの唐滝を登るが、その先の3〜4段になっているところは直登を避け、右岸に巻きながら進む。涸滝上部からいくらもしないうちに「命の水場」を確認するが、いつ水場として使えるのだろう。


 C800
付近で大量のガレがある沢分岐を左に進むと、右岸が大きく崖崩れを起こしている。

 
 ここから沢なりに前方を見ると(左下の写真)かなりの崖に阻まれているように見えたので、迂回するように左手(右岸の崖崩れの上)にルートをとったが、通常のルートは素直に沢伝いに進み、中央岩頭西(「我心留山」のレリーフの有るところ。)に出るのが正解のようです。
 この左にとったルートが誤りの始まり。
 
 この迂回ルートを素直に進むと藪こぎだけではなく15〜20mの崖を登ることになってしまった。リュックを背負っての登行をあきらめ、30mザイルを使うことになってしまった。岩の割れ目に体を入れ登り始めるが、この先岩登りの経験の無い私には大変だった。
 

 登っている最中にザイルにテンションがかかる。後で引き上げようと思っていたリュックが落下したもの。崖を登りきってから引き上げたが上がってこない。ザイルを使い降りることとなった。

 

 崖上到着
16:50 山頂との標高差約100m この時点で西の沢を下ることを断念し、知った夏道を降りることにする。藪や密集した低木を漕ぐこと25分で西の岩頭に立つと尾根筋に細い道を見つけ進む。
 そんなこんなをやっている内にアクシデントが起き、西の岩頭の岩屋でビバークすることとなった。(詳細は後日)
 5時頃光を感じ岩屋を出るが、体が思ったように動かない。行動食を取りながらパッキングをする。伸縮ストックを差してあったリュックのサイドバンドがちぎれている。ストックがブレーキになって止まったのであろうか。登りには使わなかったが、傷ついた左足ではストックがなければ下りられなかっただろう。ストックが有ってもポロピナイ登山口まで3時間半かかっている。   レリーフ
5:40〜山頂6:00〜展望台6:30〜見晴台7:30〜登山口9:30
 下山時の支笏湖に反射した日の出は忘れられないものとなってしまいました。
 ポロピナイ側に下りたのですが、車は奥潭にあります。傷ついた体では約17キロの高低を考えると無理でした。そこに一台の車が幸運の男神でした。登山をしようと来たが天候が下っているのでどうしようかと!すかさず、気圧が下がっているので途中で雨になりそうですね。奥潭で釣りでもいかがですか?ついでに奥潭まで乗せて行って下さい。と。自分の事情を話すと、快く札幌の住人は奥潭まで乗せてくれました。有り難うございました。この後半年の通院生活を送りました。鉄則と無理をしない登山をお勧めします。と書いても何の効果もないかも知れませんが、再考を!