030516

 
 
 夕方に富良野市内で買い物をして、山部自然公園にあるキャンプ場南西の駐車場を宿泊場所と決め、缶ビールの栓を抜きながら明日の準備にかかる。このキャンプ場付近に「憧峰小屋」が有ったのだろう。
 明朝3時15分に目覚ましをセットしたものの、アルコールが進み21時半になっても本を読んでいる始末。そろそろ寝なければと、ランプを消す。
 目覚ましが鳴ったが、まだ暗いので起床延期!3時半に起きてのんびりおにぎりと朝食の準備。芦別岳を見ると少々煙っているが、晴れるとの予報を信じいざと思う頃に小雨が降り始める。仕方なく合羽を出して4時45分に出発。公園を横断し旧道側の登山ポストで記帳し水たまりの林道を進み登山口(5時10分)に着く頃には、雨もあがっていた。
 林道を少し進むとユーフレ川(勇振川)右岸沿いの道となり、高巻きを覚悟していたが、大高巻き、中高巻きで、河原に出ると道がなくなり、急斜面の山腹をトラバースするやらで、とても安全な山道とは言える状態にはない。また、雪解けと朝の雨でスリップやぬかるみで、途中から眼鏡を付けピッケルを持っての行動となり、少々時間がかかってしまった。登山口から小屋までは左岸を行き、右岸に渡ることはない。
 
 
 不動の滝下の倒木を渡らず対岸に渡り、鉄の橋を登るとユーフレ小屋まで400m。左手に白竜の滝を10分もすると赤い屋根のユーフレ小屋が見えてくる。
 ユーフレ小屋は、ユーフレ沢と熊の沼沢の出会いにある大きな河原に位置し、背景に鋭く切り立った白い山、前にはユーフレ川本流を雪解け水が音を立てて流れ、とてもアルペン的な雰囲気を持っている。
 小屋外壁は石積みで、屋根は雪の重みで壊れたのか屋根組が新しい木で修理されていた。トイレも小屋の中も決して綺麗とは言えないが、ストーブもあり歴史のある避難小屋のようだ。
  避難小屋から30分も進むと河原は狭まり両岸が立ってくる。日本登山大系では
  1時間あまりで「地獄の門」と書いてあったが?1時間も歩くと空が開いてくる。
 ゴルジュの口が開くと左岸についている高巻きを行く。とあったがどこまで高巻くのかとても高巻く気持ちにはなれそうにもない。
 残雪の本谷を気持ちよく1時間半も進むと地図とにらめっこです。急斜面の三叉路にぶつかります。GPSにスイッチを入れても電波が微弱だとかで捕捉できず、地図の上にコンパスを乗せしばし休憩。
 左がAルンゼ、右がP1601だから中央がお花畑だろうと判断し、アイゼンを装着して
                   急角度の斜面をほぼ四つんばいなって登るが、一度スリップすると私のピッケルワークでは止まりそうもない。今まで50歩進んで休んでだったが、この坂は15歩進んで休んでになっていた。
 急登を1時間20分で旧道に合流する。アイゼンをはずし、雪をビニールに入れてしばし休憩。
 この本谷(地獄谷)は、両岸からの落石や雪魂が落ちてきますので十分注意が必要です。休憩時も下流ばかり見ていないで、上流部にも注意が必要。巻き込まれたら助からないと思われる雪崩あとが3カ所ありました。