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千歳川の4つの滝を見てみたい!

ポロソウ(大きな滝)

早速店主の持っていた古書を元に明治の地図を探しに苫小牧図書館に行ったらありました。その五万分の一図には、はっきりと千歳川にある四つの滝名が記されていました。ただし、「ネッソウ」は「子ツソー」、「ホロソウ」は「ホロソー」、「ホラキソウ」は「ホラキソー」、「カマソウ」は「カマソー」とありました。
この地図を141%拡大を2回すると二万五千分の一図に重なります。この地図をもってゴリラに載って滝探しです。
丸山から分岐点(苫小牧・千歳・湖畔からの道路の交点)を通り、真っ直ぐ自転車専用道に向かっていくと、そこが降り口です。踏み跡を進むとフェンスの切れ間にロープを確認できます。ここから川縁まで一気に降ります。あとは水量を気にしながら進みます。放水がなければ、楽なコースですが、増水していますので少々時間が掛かりました。
遠くから滝を見てびっくり。滝口まで来ると凄さに驚き。下から眺めると水量の多さと迫力は壮大です。時間を忘れ撮影すること30分以上。休憩時間も忘れて次の滝へでした。

この滝は、「ネッソウ」の下流約3knにあります。千歳川に掛かる主な四つの滝のうちで最大です。放水がなくてもここまで来ると千歳川は小さな沢の水を集め、滝は白い布をさらすように落下して美しい姿を現します。
今回のように支笏湖の水がプラスされた昔日(せきじつ)の滝の姿をとどめる文献は、夕張日誌だけのようである。「木の根をにぎり、崖を下ってかみの方を見ると、ポロソウがふた口になって落下、これ千歳川第一の滝、ゆえに大滝の名があり、マス、アメマスはここまであがるそう」と誌している。この上流にワサビ田があったそうだ。

入口
-5分-川縁-20分-ポロソウ-20分-ホラキソウ-30分-崖上-15分-自転車専用道-10分-入口(ただし、全行程は13:30に入り16:15に戻ってきました。)