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千歳川の4つの滝を見てみたい!

ホラキソウ(崩れた滝)・カマソ(平岩の滝)


ポロソウから20分 でホラキソウです。その間に白糸のような小滝が幾本も確認できました。ホラキソウは、崩れた滝の名称通りいたるところで白波が立ち、流れに飲み込まれたら助かりそうにありません。この長い流れの中で顕著に滝の形状を表しているところが下の写真ですが、今回の放流がなければ現れないものです。あちらこちらに大きな岩があり、これらの岩はあたかも滝を眺めるために配置されているようです。
滝の発見が終わると戻らなければなりません。しかし、来た道を戻るのは能がないと思い、急斜面を登り始めるが、岩盤の上に積もった岩間じりの土は崩れやすい。崖の下までたどり着いたが、10m近くの壁が連続している。自分の技量で上れそうなルートを探して上ったが、帰ってから腕の筋肉通で負荷がわかる。ピッケルの使い道は雪道だけでないことを実感しました。
登り切ったところから崖に沿って歩くと見えるではないですか。ポロソウの雄大な全景が!ただし、撮影は木の上に上がりました。このときもピッケルが随分と役に立ちました。
????これはなに?糞の固まりが二つ。まさかと思いましたが、いつもの親爺のようです。新しくはありません。
崖を登っての帰路はリスクがありすぎますので、是非来た道を帰ることをお勧めします。事故があっても知りません。

ホラキソウはホロソウの約500m下の滝です。名前のように崩れ落ちているのは向かって右。ほとんどの水量はその方を流れ落ちる。折り重なった岩に突き当って走るその水音は凄まじい。この流れの左手に落差2mほどの優しい滝の姿をとどめている。
周辺は崖に囲まれていて、そこから崩れてきた岩が滝を眺めるのには都合がよい。この岩は、樽前山、イトウ漁の神、川かに(アモシュペ)の神、滝の神、蛇の神などが登場するユーカラの中では、英雄「ポイヤウンベ」がこの滝に片足をかけたので欠けてしまった。と言われている。
「左端の山膚に接するところからこの滝を越える。格好のコクワづるにすがって滝の上に出ると、そこは誠に静かな流れである。」と栃木政吉翁伝。

小滝


「ホラキソウ(崩れた滝)」

「カマソウ(平岩の滝)」

カマソウに行くには、王子の発電所を管理するための専用の林道を使わなければならない。地図上では第一発電所からの下りしかありませんが、この道路は一般車の通行は認められません。支笏湖畔から千歳に向かい、P242からP210の間に川縁に降りる林道があります。ただし、四駆かバイクのみが行けます。川縁からは、バイクのみが行動できます。川縁からは、歩いても知れてますが・・・・・・・。
滝そのものは、第二発電所まで行きこの写真を見るとわかります。それぞれの建物には名称が付してありませんので、注意が必要です。第二発電所だけ道路の山手にあります。
滝そのものは、滑滝で、水量がないときには発見が難しいと思います。今回は、第一発電所までの工事ですので、水量がありませんでした。
さすがに平岩の滝と言ったものです。ホラキソウから約2.5kmの岩盤の上を白波を立てずに流れる姿を一度見たいものです。