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オコタンペ湖畔を見てみたい!

橋の所から20分で湖畔に出ます。それがここですが、前方左で残雪が有るのが小漁岳・中央で残雪が有るのが漁岳です。これから行くのは小漁岳下に広がる平原ですが、とても近く感じました。しかし、道のない山林を歩くのは大変で、笹に乗っては転び、木に引っかかっては転び結構時間がかかりました。それ以上に熊の心配が先に立つような場所でした。ここから平原まで35分。この写真は6枚の合成パノラマです。カメラはキャノンパワーショット350。編集ソフトはフォトショップ5.5でした。


正面は、平原から見た小漁岳です。ここは、湖以上の広さがありますがほとんどが湿原のようです。夏になると違うのかもしれませんが。
この川は、地図に記入したうちの真ん中の川ですが清流で水量もかなり有りました。この上流にも下流にも水芭蕉の群落が有りました。
この湿原では、水芭蕉が最盛期で、これから次々と水辺の花が咲き乱れることと思います。

水芭蕉の咲いている群落です。この左手いっぱいに水芭蕉が咲き乱れています。




湖畔の水芭蕉は、葉がほとんどなく花だけが群落を作っていました。
右の写真は、平原の湖畔から見た恵庭岳遠望です。この湖畔に横たわること30分、熊を気にしながらでもいい気分です。
約240°のパノラマです。多分8枚の結合です。修正に少し時間が掛かりました。太陽の下でこの風景を眺めながら熱いコーヒー(実は熱いココアでした。)を飲んでいると、約一時間かけて歩いて来たかいが有ったと思いました。それにしても、背後に熊を気にしながらというのが戴けませんが。中央の一番低いところが展望台付近ですが、展望台からここは見えません。
オコタンペはアイヌ語で、「オ・コタン・ウン・ペ」の急語で「o-kotan-un-pe」の「un」が略され今のようになったと思われます。直訳すると「川尻に・村が・ある・もの(川)」となりますが、ある地名解説には「アイヌ仮小屋を作りて温泉に浴し或いは魚を漁す。故に村と云ふ。部落にあらず。」とオコタンペのことを書いてあった。コタンは、一応村と訳されるが、家一軒しかなくてもコタンであり、或る時期だけ仮住居するだけの場所であってもコタンであったようです。