樽前山にはいろいろな登山道があります。その一つがこの苔の洞門からです。この西にもシシャモナイからのルートがあり、1時間ほどのところで合流します。苔の洞門は、風不死(ふっぷし)岳の西側の裾野を登りますが、山も湖も全く見えません。洞門は概ね二つに分かれていて最初のが大きく、その先は登山道とされてます。時間があるのであれば、第2の洞門も見応えがあります。

   第2の洞門を越えると規模が小さくなり、登山のついでに見るのがいいと思いますが、このルートの登山は、ヒュッテからの登山(東ルート)とは比べものになりません。それなりの準備をしてから登って下さい。また、くれぐれも登山道からはずれないようにしたほうが熊に会わないと思いますので。この辺も含めて樽前山周辺は、有名な熊の巣となっています。ここの熊は、日高を超え知床方面にも姿が・・・・。  000618
 


 苔の洞門には、結構大きな駐車場があり、日中は管理人が居ます。また簡易トイレも有りますがあまり期待しないで下さい。でも、ポリタン式の手洗いが有りました。こんな所に・・・・。ここから約10分ほど山砂の道を進むと鬱蒼とした壁にぶつかります。そこが第1洞門です。
   この入口の前に苔の洞門の環境省が立てた看板が有りますので、読んでから先に進んで下さい。スロープを登るといよいよ洞門です。中にはいる(?)と今までの暑さが嘘のようです。写真ではなかなか表現できませんが、かなりの神秘さが有ります。
 


  苔の洞門は、寛文7年(1667)の樽前山大噴火の際に発生した火砕流から生じた溶結凝灰岩が、長い年月を経て浸食されてできた涸れた渓谷です。
 火砕流は火山灰や軽石を含んだ高温の火山ガスが高速で斜面を流れ下る現象で、火山災害のの中でも最も恐ろしいものの一つです。