
この夏はいくつも新規の仕事が重なり、夏休みは無理かなぁ・・・と諦めていたところ、クライアントの都合で、1週間ほどスケジュールがゆるい時期ができたのが7月の末。この機を逃したら休みは晩秋になってしまうと、即決即断で仕事を抱えながら北海道へ行ってきました。
折りしも関東は猛暑のさなか、昨年に続き食欲は落ちるわ、運動する気力はないわで、バテ気味の私に、北海道の低い湿度はかなりの癒しとなりました。
この際だからと、かねてから憧れだった札幌の奥座敷、定山渓にある第一ホテル翠山亭に宿泊をしました。6階の宿泊客は専用ラウンジでお茶をいただきながら、ゆったりとチェックインをします。旅館の仲居さんの気配りと、ホテルのプライバシーが守れるという両方がとてもうまく融合しているサービスだと思いました。
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宿泊したのは、ネット限定のプランで露天風呂つきのお部屋。内風呂に大きな窓がついていて、開け放つと新緑の山が目の前、空が大きく広がります。
野ざらしの露天風呂より清潔で手入れも行き届き、こういう形態はいいな、と思いました。内風呂なので、冬季もシャワーが凍ることなく使えるし、雨が降ってもゆっくり入れます。
写真のお風呂は、壁は御影石、お風呂の中は滑りにくい十和田石をふんだんに使っています。縁に使われているヒノキが肌に柔らかく、お湯の温度も熱すぎず、ゆっくり入れました。
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お部屋にはバスローブ、浴衣、ローブ式のパジャマも用意されており、女性用にはクレンジングや化粧水、男性化粧品も部屋についていました。タオルもホテル仕様で使い心地は満点。とくにバスローブは軽くて柔らかい淡いグリーンのタオル地で、あまりの着心地の良さに、買って帰ろうかと思ったほど。ちなみに売店で1万円で販売しているとのことでした。
食事は個室になっている和食のレストランで会席料理をいただきます。適度な間をもって運ばれてくる、手の込んだお料理の数々、おいしいものを少しずつ、という贅沢な夕食でした。
定山渓 第一ホテル 翠山亭
心ゆくまで温泉を堪能できました。心も身体もふやけるのって、たまには大切ですね。
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翌日は移動の途中で、マイ・ラーメン・ベストワンの呼び声が高い(笑)、「純連」へ。食事は基本的に薄味が好みなんですが、ことラーメンに関しては、コテコテの濃ゆ〜いほうが好き。タイミングよく店内に入れましたが、瞬く間に満席に。久々の熱々のスープによく絡む太目の縮れ麺に、汗と涙を流しながらひたすら食べ続けました。
さっぽろ 純連
あまりの満席状態に、ラーメンを激写するのがはばかられ(笑)。
詳細はサイトでチェックして下さい。m(__)m
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ラーメン道中というわけではありませんが、たまたま立ち寄った道の駅「スタープラザ芦別」で、おもしろいラーメンに出会いました。
その名も「ガタタンラーメン」。ガタタンとは「含多湯」と書くようで、その昔、満州に行っていた地元の人がその味とアイデアを持ち帰り、地元の名物になったとか。
麺は太目の縮れ麺で、スープは中華風でとろみがあり、とにかく具沢山! 魚介類や野菜など、10種類以上が入っています。
薄味なので、ごま油風味のタレが添えられ、好みで調節できます。この味はクセになりそうで、またしても汗がダーーーっと止まりません。こんな姿を見たら100年の恋も冷めそうな勢いで食べました。
身体が温まるのはいいのですが、夏場は汗が引きません(笑)。
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入口にこんなのぼりが出ているので、目印にしてね!
レストランは2階です。広いんだけど、お昼時はすごい混雑しています。
ところで、ラーメンを食べ終わって、ふと背後に視線を感じて振り返ると・・・ヒエーーーー!!
山の中に仏像が立って見下ろしているじゃあありませんか!!
あまりの迫力に遠くから見上げつつ、固まってしまいました。こちらは、芦別大観音といって、高さが88mもあるそうです。こ、怖いよ・・・(^-^;;。
そしててもう一方を見上げると、そこには写真下の五重塔(?)が・・・。ここはいったいどういう街なんでしょう??という疑問を残しつつ、立ち去りました。
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スタープラザ 芦別
(道の駅)
実は去年から北海道の道の駅のスタンプは結構押しまくっている私。(^-^;; その土地の特徴がある道の駅が多く、ドライブの途中に楽しめます。しかし芦別の道の駅にはびっくりしたなぁ! パーキングからぜひ巨大仏像を仰ぎ見て下さい!
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今年は天候の関係で、ラベンダーが1週間ほど長く楽しめるというのをニュースで見て、ぜひとも見てみたい!でも仕事もあるしゆっくり休みが取れないし・・・ということで、道内某所の滞在先から日帰り強行軍で行くことに。その距離往復500キロ! 友人には「『水曜どうでしょう』の世界だね」と言われるほど(笑)。
まぁ、その咲きっぷりは、クドクド説明するよりも写真を見て下さい。山の斜面いっぱいに広がるラベンダー、そしてそれを一層引き立てるほかの花の色。白いのはカスミソウで、黄色とオレンジはマリーゴールド。真っ赤なのはサルビアです。
写真はいずれもファーム富田の畑ですが、手入れも行き届き、散策するのに効率よく回れるよう、工夫もされていました。ラベンダーの生花を買って、現在自宅でドライフラワー作成中です♪
畑の間に小道があって、歩けるようになっているんですが風に乗ってラベンダーの香りがとても気持ちよかったです。写真下のソフトクリームは、名物「ラベンダーソフトクリーム」。まさに飛ぶように売れていたのですが、色は綺麗ですが香りは・・・同行したKちゃんいわく、「ト○レの芳香剤のような香りだなぁ」。うふふ・・・言われてみれば(笑)。
それにしても一面のラベンダー、圧巻でした。ひとつひとつは小さな花なのに、咲き誇るとこんなになるんだぁ・・・と感心しきり。そして育てているスタッフのご苦労も相当なものだと思います。m(__)m
ファーム富田
写真左下のものは畑の斜面高台に設置された大きなテラスから撮ったもの。さすがラベンダーのメッカだけあって、その迫力に圧倒されっぱなしでした。
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午後は駆け足で富良野から美瑛へ。
ここは数多くのCMにも使われる、広大な丘と風光明媚な風景が印象的なところ。写真上の展望台からは広々と広がるなだらかな丘を眺めることができます。
緩やかな傾斜に立つ木々がそのまま絵になるようでした。写真左は「親子の木」。上は「セブンスターの木」。
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そうこうしているうちに、あっという間に東京へ戻る日。午後のフライトだったので、帰りは小樽に寄って、出抜小路の「ニューなると」でランチ。ここは支店なんですが、本店はお寿司と鳥の唐揚げが有名なところ。出抜小路は唐揚げのみ。しかしその唐揚げがでかいこと! 私は地元で「ザンギ」と呼ばれる、鳥の唐揚げを頼みました。
衣はカリカリで、中はふっくらジューシー。まさに唐揚げの王道を行くようなお味。評判になるのが納得です。この大きさ見てよ。大きめのぶつ切りが6つほど、お皿からはみ出してるんだもん。
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そしてトリを飾るのは、帰る前日食べたウニ丼様。
この時期は小樽でもウニがよく採れているようで、地酒と共に味わうウニ丼は、まさに旬の味。
たっぷり乗ったウニにかぶりつく私を見ていたKちゃんが、見かねて(あきれて?)自分の分も半分以上くれました。ご、ごめん・・・・・m(__)m
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ほんの数日の間でしたが、北海道の涼しさで夏バテは著しく解消し、夜もぐっすり眠れ、チャージ十分で東京に戻りました。
出抜小路(小樽運河側)
ここの「ニューなると」はカウンターのみ7席。ランチタイムは行列必至ですが、唐揚げのみテイクアウトもできるようなので、運河を見ながらかぶりつくのもいいかも?
--おしまい--
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