やさしい豚の生姜蒸し焼き

定番のおかずも、柚子こしょうを利かせれば上品な仕上がりに。

• 豚肉：コマ切れ（薄いのがよい）　300ｇ
• 生姜：2かけ
• キャベツ：中ぐらいの大きさのもの半分
• 日本酒：1/2カップ
• 柚子こしょう：お好みで
• ゴマ油、サラダ油、小麦粉、白だし、塩、めんつゆ：適宜

• 生姜は皮ごとすりおろして、めんつゆ、白だしお酒と混ぜて、豚肉にまぶしておく（30分〜1時間程度）。
• キャベツは細かめのザク切りにして、洗ってざるに上げておく。
• できれば鍋底が広くて厚い鍋を用意し、ゴマ油とサラダ油を半々ずつの分量で薄くひく。
• 豚肉に小麦粉をふりかけて、全体に馴染むようにもみこむ（小麦粉を入れたら長時間放置しないこと）。
• 鍋に豚肉を広げるように入れて中火で勢いよく炒める。
• 全体に少し色が変わってきたら、キャベツをかぶせるように入れ、かき混ぜずに塩を一振りと日本酒を1/2カップ入れ、すぐに蓋をする。
• そのまま中火で７分ぐらい蒸し焼きにして、蓋を取って大きくかき混ぜ、さらに蓋をして3-4分。
• かなり水分が出ているので、多いようだったらスープだけ適当に取り出す。
• ここで味見をして、薄く感じる程度に仕上げる（スープはそのまま飲めるくらいの薄味がGOOD）。柚子こしょうで食べたいので、お醤油よりは塩で加減をしたほうが、風味が活きます。
• お好みで柚子こしょうを添えて召し上がれ♪
  
  

  柚子こしょう 柚子の表皮と唐辛子を細かく刻んだものと、塩を練った調味料です。赤唐辛子と青唐辛子、それぞれ風味が違うので、いろいろあわせる楽しみがありますが、わたしはなんと言っても青唐辛子の柚子こしょうが大好き！ スーパーでも300円台〜800円台くらいのものが多く出回っています。白身魚やイカのお刺身や、お素麺やうどんなどの薬味として、ギョーザや焼き鳥（塩）にもよく合います。

• なんと言っても、柚子こしょうで塩加減を調節しながら食べるのが最高！　薄味のスープに柚子の香りが相まって、スープもごくごく飲めてしまいます。レシピを見た人はみんな、こんなにキャベツ入れるの！？と驚きますが、キャベツはたくさん入れましょう！キャベツをガッツリ食べたいときに作ってしまう、定番おかずです。ちなみにお肉500ｇで作るときは、思い切ってキャベツを丸ごと１個、使っちゃいます。(^-^)ｖ
  
  
• お肉に小麦粉を振ることによって、旨みがギュッと閉じ込めることと、食感が優しくなります（しかも作るのも易しい）。で、「やさしい豚の・・・」とレシピを命名♪
  
  
• 肉厚の豚肉を、玉ねぎやモヤシのソテーとセットにした洋食屋さんの生姜焼きも美味しいのですが、私は薄味に仕上げて、たくさん作りおきをします。キャベツも火を通すことで、冷凍もOKです。余っているときは芯まで細く切って使ってしまいましょう！　
  
  
• いろいろ試行錯誤して、このレシピに関しては、冷凍保存するのにはモヤシや玉ねぎは不向きだと判明しました。薄味の状態で冷凍保存しておいたものは、解凍して調理するときに、新たに他の野菜を加えて炒めたほうが美味しくなります。
  
  
• たっぷりのスープごと冷凍しておいて、切干大根やヒジキと合わせたり、豚汁に足してみたり、タンタンメンの具にしたりと、使い回しをしています。薄味で仕上げておくと、他の調味料の邪魔をしないので便利です。
  
  
• 私はル・クルーゼの鍋を使って調理しているのですが、鍋蓋が重く、中に蒸気を閉じ込めるせいか、お肉も野菜もふっくらと、そしてジューシーに仕上がります。底が薄い鍋だと、炒めるときにお肉がくっついてしまうこともあるかもしれないので、火加減は注意して下さいね。