組曲「惑星」 Op.32
グスタフ・ホルスト作曲
やっぱり、星関連の曲と言ったらこの曲が最初に思い浮かぶのではないでしょうか?
この組曲は、第1曲「火星」、第2曲「金星」、第3曲「水星」、第4曲「木星」、 第5曲「土星」、第6曲「天王星」、第7曲「海王星」の7曲から構成されています。
中でも第1曲の「火星」は、戦争関係の映像のBGMに使われることが多く、 ご存知の方も多いのではないでしょうか? また、第4曲の「木星」も有名な曲で、まず手始めにこの2曲を聞いてみるのもいいでしょう。 (ただ、市販のCDは全曲入っているし、全部聞いても1時間もかからないが)
個人的には第6曲の「天王星」が好きですね。 躍動感のあるリズムに、神秘性のあるメロディが伴い、非常にうまくまとまった曲だと思います。
ところで、気がついたと思いますが曲に「冥王星」がありませんよね。 これはこの曲が完成したのが1918年で、 冥王星がトンボーによって発見された1930年よりも12年も前に作られたからなのです。 ちなみにホルストが亡くなったのが1934年ですから、もしあと10年長生きしたら組曲に
もう1曲加わっていたかもしれませんね。
<補捉>
2006年8月24日、国際天文学連合(IAU)総会にて、冥王星の第9惑星からの降格が
議決されました。これによって惑星は水星から海王星までの8つになり、ホルストの
原曲どおりの形になった訳です。
キラキラ星変奏曲 K.265
W・A・モーツァルト作曲
別に星を題材にした曲ではないし、正式な曲名ではないのですが・・・ 一般には「キラキラ星」と呼ばれる曲を主題とした変奏曲です。
正式な曲名は、『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲』 というもので、通説によるとモーツァルトがパリ滞在中に聞いたシャンソンを題材に 作曲したとのこと。
原曲になるシャンソンの作者は不明との事ですが、この曲を知らない人はいないですよねぇ。
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