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おなやみ相談部
中1の八枝は、「環境部」というよくわからない部活に入ることになってしまった。部員は1人なので、中1なのに部長。 環境部は「校内の環境をよくする部活」ということで、いろんな人の悩みを聞くことに。 「関西人になりたい」など、八枝に寄せられる思いがけない悩みの数々を解決できるのか? そして環境部の部員は増えるのか??(講談社BOOK倶楽部より) お悩みを持ち込む困った方々も、持ち込まれる部員も個性ゆたか茶目っ気たっぷりで面白い! 声が聞こえ仕草が見えてくるテンポのよさでどんどん出来事が転がっていきます。 一風変わったお悩みはどれもバラバラにみえるけど、実は「自分はどう在ろうか?」という皆がぶつかるお悩みごと。 や八枝は「お悩みを言うこの人はどんな人?」というところから、解決をさぐります。 「みんなちがってみんないい」ひとことで言えばそうだけど、物事はカンタンにいかないものね。興味深く違いをみて、アプローチも様々に。 個性を認めて楽しんで。心あかるくなる物語です。 カバーは「狭い!」「狭っ!」と評判をとる、理科準備室だった部室です。文中に登場する豆大福で内緒のおやつタイム。 一昔前の実験用机とイスを並べていかにも準備室っぽく。(私には懐かしもの) 日々を過ごすうち生まれるだろう八枝自身の悩みごとと、それにかかわる部員たちの物語も知りたいなあと思います。 2015.8 |