はじめのページに戻ります
にゃにゃにゃにゃにゃにゃん!
ルルル♪動物病院2「猫と話す友だち」

テルの友だちのマコちゃんは、飼い猫のミルクと話せるといいはり、親友の恭輔くんと喧嘩をしてしまったらしい。人と動物が本当に話をして、わかりあうことってできるんだろうか。人と人とは、どうなんだろう…。(岩崎書店HPより)

カバーイラスト裏表紙にいる黒髪の男の子がマコちゃん、ミルクは表紙にいますが、どの子でしょう… って、わかりますね(笑)
紹介と表紙には登場していませんが、今回のお話でだいじな登場人物「あらあらのおばあさん」がいます。
大きなお屋敷に一人住まいで、動物が大好き・花が大好きなのに今は自分ではかわないと決めている人です。どうして?

「傷つけれらた」と思うと、悲しむと同時にその相手のことを嫌いだ、という感情が出てきます。その傷を埋めあわせて さらに
傷つくのをさけるように心が反応するのでしょうか。そこで「嫌い」と離れれば、自分は守れます。でも、ほんとうにその人は
自分のことを傷つけようと思ったんだろうか?そんな人だっただろうか、と思い直すこと。「わかりあう」ために学ぶ心の動かし方のひとつじゃないかと思います。

「あらあらのおばあさん」がとってもすてきな人です!背をのばし、のびのびと・でもきちんと毎日を暮らしているのが佇まいやちょっとした
家の描写などからうかがえます。テルくんの大事な人がまたひとり、できました。

猫たくさん!を描くのに資料をいろいろ見ていて気づいたことが「猫って、すごくポーズがいい」ことです。時々しっちゃかめっちゃかな格好で寝ている
猫の写真などがUPされたりしますが、だいたい足が揃っているとか、身体をきちんと丸めたり 全身でラインを描いたり、きれいなんですね。どんな猫もほぼ
同じ姿勢をとり・動き、しますし。猫の集団の見栄えが良いのはそこにも理由があるかも。
古今東西、絵描きさんたちが猫を愛でるのもそういうこともあるかもなあ、と思いました。
 
前のページへトップページへ