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花・燃
フォア文庫 杉 文 〜真心をつくした吉田松陰の妹〜 カバーイラスト

幕末の思想家吉田松陰。その激しい思想の持ち主である一方で数々の志士たちと真心でむきあい
自由で先進的な教育者でもあった。妹の文から伺える兄や志士たちの生き様を描く。(岩崎書店HPより)

2015年大河ドラマの主人公 杉 文 をとりあげたフォア文庫です。
(吉田松陰は「吉田」家の養子になったため苗字が変わりました。もとは「杉」なのです)
幕末は150年前ほど前のこと、手記のほか写真まであり かなり詳細に出来事がわかる時代ですが
記録を残そうとした人・衆目をあつめた人でないと資料は残っていません。松蔭や夫となる久坂玄瑞のことはわかっていても
文自身が何をし考えていたかは明らかでありません。そのなかで、
幕末の志士たちの躍動、彼らに関わっていく文の心情が物語られる一冊になっています。
文自身の年表からは、周囲に振り回される人生の項目が伺え 私たちは勝手に彼女の不幸を考えてしまいそうになります。
ひとりの人間ですから、嘆き恨みしたこともあるでしょう。が、たくさんのことを知り学んだ文ですから
苦難のときにも自分の強さを見出していくこともできたはず。そんなしなやかに生きた姿が描かれていきます。

カバーには主役1人を描くことが多いのですが、今回は主要人物の久坂玄瑞・松蔭もいっしょに。
文の手にあるのは「白桔梗」ほかに「萩」も描きました。もっと花を盛ろうかと思ったけれど
華やかになってしまうのも避けたくてちょっとあしらう感じに。

2010年からの歴史人物シリーズはこれで8冊めとなりました。 →フォア文庫 歴史人物伝 既刊7冊ページ

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