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能代市のニセアカシヤが咲いています

最終更新98/5/31  (04/5/31に誤字の訂正をしました)

Kappei'sHomePage


98/5/31

 他の花と同じようにニセアカシヤもまた例年より早く咲いています。先週秋田市に出張したとき(5/26)に秋田市周辺では満開でしたが、週末から能代市でも満開です。能代市では赤沼球場付近、文化会館の中和通り側、能代山本広域圏民センター付近、臥竜山の配水場などがきれいですが、昨日向能代の「ねむの木苑」の前を通ったら夕方の西日に照らされてとてもきれいに咲いていました。

能代文化会館脇の道路 向能代の「ねむの木苑」付近

 アカシヤの花は白と決まっているものと思っていたが、今日ラベンダーの取材で峰浜村のポンポコ山に行ったら、あそこの温泉(正式には交流センターだったかポンポコ館だったか)前の駐車場に赤い花が咲いている木があった。葉の形や幹の肌はニセアカシヤと同じなのだ。これは赤いニセアカシヤに違いない。風が強くて、ピントを合わせる自信がなかったのだが、とにかく一枚写してきた。 

ポンポコ山で見た赤い花のアカシヤ ねむの木苑の普通のアカシヤの花

97/6/22

 河北新報では小坂町のニセアカシアを紹介しています。明治時代からの芝居小屋である「康楽館」前のアカシヤの並木や、そこから十和田湖に向かう「樹海ライン」の途中などのアカシやのすばらしさは格別だ。昨年はアカシヤ並木を見るために樹海ラインまで行って来たのだが、今年はその余裕がないので、能代市のニセアカシヤを紹介する。
 ニセアカシヤは「ハリエンジュ」の俗称だそうだが、私の頭の中には高校生の頃、西田佐知子が歌って大ヒットした「アカシヤの雨がやむとき」のメロディーがこびりついているので、「ニセアカシヤ」と表記させていただく。
 この写真を写したのは6月16日(月)。前日東京で教え子の結婚式に出席して夜行列車で帰能したので勤めを休んだ。ゆっくり古い新聞を読んでいたら、能代陸上競技場の前に今年もピンクのニセアカシヤが咲いたという記事が出ていたので、それではと出かけてみた。ところが、その場所では能代北高校の校内体育大会が開かれており、知っている先生が巡視していたりしていたので、さっとUターンして帰ってきた。いくら年次有給休暇を取っているといっても、働いている人を目の前にするとなんだか引け目を感じてしまう。写真を撮れなくて惜しいことをしてしまった。

   

 ところで、アカシアについては同じ勤務校のK先生が「アカシアの季節」という文章を書いているので紹介したい。

  「アカシアの季節」

 先月から今月始めにかけては、雨が多くて寒い日が続きましたが、ここしばらくは晴天が続いています。郡市内の各高校で開催された体育祭も盛り上がったようです。今はニセアカシアの花の季節で、新聞でも珍しいピンクの花の記事がありました。昨年は開花時に雨にたたられ、だいなしになってしまいましたが、今年は花の重みで垂れ下がった枝のそばを通ると、甘い香りがたちこめるほど良く咲いています。どうしてニセアカシアの花にこだわるのかというと、私はこの花に特別世話になっているからです。
 数年前からSさんというお年寄りからハチミツとローヤルゼリーを買っていますが、ハチミツの中でもっとも良質なのが、東日本ではニセアカシア、西日本ではレンゲのミツと言われています。確かに香りが穏和で上品で、色は無色透明に近く、味もまろやかでサラッとしていてクセがありません。昨年は雨のためにニセアカシアのミツの採集がうまくいかず、青森の同業者から取り寄せてしのいだSさんも、この天気のお陰で今年はたっぷり採集できることでしょう。順調にいけば、7月初めには新しいミツが販売できそうです。
 ニセアカシア以外では、トチのミツはコクがあってやや渋味を感じ、月見草(オオマツヨイグサ)のミツはツーンと特有の強い香りがします。市販品は、中国やアルゼンチンあたりから輸入したクローバーの濃い色のミツが中心のようです。どのミツもそれなりにいいのですが、やはりニセアカシアにはかないません。前任校で同職したマルチ活動家のK氏はグルメ活動家で有名な人ですが、私に教えられてから、時々Sさんのところにニセアカシアのミツを求めに行っているようです。
 Sさんはもう80歳を越えていますが、耳は遠いものの、バイクを乗り回すほど若々しく、70歳くらいにしか見えません。最初はハチミツだけ買っていたのですが、話し好きのSさんからいろいろ聞いているうちに、ローヤルゼリーも買うようになりました。ハチミツは市販品の数倍もしますが、ローヤルゼリーは広告商品並の値段で割安感があります。使い初めて3年ほどになりますが、なかなかいいと思います。ドリンク剤のような即効性はなく、ハードに動けば当然疲労感も伴います。しかし使い初めてしばらくすると、なんとなくふだんの体調が良く、特に腸の調子が良くなります。色はコンデンスミルクのような乳白色、味は甘酸っぱくスパイシーで、飲み初めの1週間くらいは舌に後味が残ります。決して美味しいものではありませんが、健康を考えている人は手に入れて試してみると良いでしょう。マムシの粉末などよりは品がいいと思います。まだ解明されていないr物質といわれるのが含まれているという神秘性も魅力です。