私のお気に入りのスキー場

私の好きなスキー場(関東・甲信越・東北地方)を10ヶ所(+1)紹介いたします。なお、番号は順位ではありません。


1.岩岳スキー場

八方尾根と栂池の間にあるスキー場。両者が人気あるなかでちょっと地味な存在で、案外すいているスキー場である。標高はそんなに高く(1200mくらい)ないが、ゲレンデは白馬地域のスキー場のなかで結構広々していて、北アルプス連峰をバックに気持ちよく滑走できる。(栂池みたいにダラダラ広々でない!)宿泊所・アフタースキーはいまいちだが、「本当に滑りに行くためにスキー行く」人にはお勧めできる。ただし、昔から大学スキー部の合宿のメッカなので、運悪くその連中にはち合わせしてしまうとゲレンデの1/3はポールが立ってしまい、滑走気分が半減してしまうので注意。

2.万座スキー場

万座のゲレンデ自体はそんなによくない。「熊四郎コース」に行ってしまうとメインゲレンデに戻れないし、上級の林間コースは狭すぎてちょっと危険なところもある。スキー場自体はあまり設備が整っていない。たが、万座には固定客が多い年に必ず一回行く人も多い。その理由は2000mの標高があり、本物のパウダースノーが体験できるのと「温泉」があるからである。硫黄系の温泉は「においからして温泉に入った気がして、疲れ&病気が直りそう」である。ただし、日帰りスキーで温泉に入って帰るとき、ドライバーはつらい。万座の温泉はカラダがポカポカよく暖まるので眠くなって、帰るのがかったるくなってしまう。また、宿泊施設が少ないのでシーズンの週末にはすぐに満室になってしまうのも欠点。

3.志賀高原・横手山、熊の湯スキー場

志賀高原は言わずと知れた日本最大級のスキーエリアである。その中で私が選んだ横手山・熊ノ湯スキー場は位置が離れている。一ノ瀬からは丸池までスキーで降りて、そこからシャトルバスを利用(1日以上のリフト券でタダで乗れる)して熊の湯まで行く。でもそこまで利用する価値があるスキー場だ。横手山は(約2300m)ほぼ山頂までにリフトが行っているので、天気がよければ北アルプスの山々を目前にして麓まで約4kmのダイナミックな滑走ができる一方、熊の湯はゲレンデの滑走距離は1kmと短いがコブコブの連続なので、ここで練習して自信つけて、八方尾根のうさぎ平、八海山にチャレンジしよう!また、熊の湯のゲレンデはTV番組(NHK教育TV「ベストスキー」、TV東京「SKI NOW」)でエクササイズバーンとしてよく使われるので、練習にはもってこいである。志賀高原にはあと焼額山・奥志賀などの魅力あるゲレンデがいっぱい!96年11月に上信越道が関越と完全につながったが、それでも志賀は日帰りスキーは無理。ビッグゲレンデであるのと交通が不便であるのとを考えると、6泊7日でじっくり志賀の滑りを楽しみたいですね。(サラリーマンには無理か...)

4.野沢温泉スキー場

野沢温泉スキー場も志賀と同じく、東京からのアクセスがよくないが、ぜひ1回は訪れたいスキー場だ。標高差が1000mあり、中でも「スカイラインコース」は山の尾根をずっと一直線に滑走できる気持ちのいいコースだ。また、「上の平ゲレンデ〜シュナイダーコース」もおもしろい。ゴンドラの山頂駅からはしばらく初級コースで快適にかっ飛ばせるが、途中に「上級者以外の方は立ち入らないでください」の看板が見えてからが「シュナイダーコース」で「超急斜面・コブコブの連続」だ。自称「上級者」は一度お試しあれ、1回滑るとふくらはぎがパンパンになり、そこでもう一度滑りたくなるか、ならないかで本物か偽者かがわかる。そして、アフタースキーは温泉だ。野沢には「外湯」(無料)が10ケ所ほどあるが、どれも10人くらい入ると満杯になってしまうほど湯舟と洗い場が小さいし、湯の温度が熱い(44度くらい)ので、ふだんはぬるめのお風呂に入っている人にはつらい。温泉にゆっくりつかりたい人は午前中に行った方がよいだろう。ボーダー入場禁止。

5.苗場スキー場(但し、金曜日有給休暇を取って、苗場プリンスに宿泊した場合に限る)

苗場は、上越最大級のスキー場で、交通アクセスもいいので週末は激込みである。「とりあえずスキーでも行こう」「女をナンパしよう」というスキーは二の次で来る人がいっぱい行くからである。本来のスキーを苗場楽しむなら、サラリーマン、OLなら金曜に有給休暇をとって2泊でプリンス泊まるのがベストだろう。金曜の朝5時に出発、朝8時には着いている。駐車場からゲレンデまではそんなに歩かない。わりかし空いているゲレンデをナイターまでガンガンに滑る。そして、夜遅くまで語らいに更ける。そして土曜は朝9時に起きて遅めの朝食。そしてまたちょっと寝てから11時にウェアを着て滑りに行く。割かしすいている昼食時に滑る。2時になったら遅めの軽い昼食。またちょっと滑って、5時に早めに夕食をとり7時から10時までおもいっきりナイター。日曜は8時に朝食、9時30分にチェックアウトしたらその日は滑らないで苗場を後にする。途中で「法師温泉」などに立ち寄って、12時には月夜野ICに入るようにする。ホテル代が2泊で45、000円になってしまうが「苗場リゾートライフ」を楽しむならこれがベストだろう。(あと10、000円ちょっと出せば北海道のツアーに行けてしまうが...)

6.雫石スキー場

95年のワールドカップでは不運にも期間中は吹雪の連続で、レースができたのはわずか1日間でイメージ的によくないレッテルを貼られた雫石。しかし、天気が良ければ質の高い滑走感が味わえる。コースの中で私個人のおすすめは「女子ダウンヒルコース」である。このゲレンデに行くには3200mのゴンドラに乗るしかない。ゴンドラを降りたら麓まで一直線だ。途中にゲレンデの合流はないので人の割り込みがなく気持ちがいいので滑ったあとが快感である。アフタースキーはプリンスの露天風呂で汗を流そう(プリンスではめずらしく、日帰り客も料金を払えば入湯できる)。

7.夏油(げとう)高原スキー場

岩手のスキー場は安比、雫石が有名だが、ここ夏油高原スキー場もがんばっている。開設されてから数年しかたっていないので、「GETO PIA」いうスキーセンターをはじめ設備も洗練されているまた、駐車場が無料、最寄り駅のJR北上駅からのシャトルバスも1時間も乗車で無料と、マイカー派、新幹線派両方に対してサービスがよい。ゲレンデは2000mくらいのが中心なので長すぎず、短かすぎずちょうど良く、また、コースも結構、バリエーションに富んでいる。また、降雪量も最高450cmに達するので雪不足に泣かされることもない。ただしゴンドラが狭いのと、スキーセンターからいちばん離れているクワッドリフトの乗り場の間300mはほとんど平坦なので、スケーティングの苦手な人はミニ雪上車「ゲレンデシャトル」を利用することとなるので混雑時には待たないといけないので不便を感じることだろう。

8.鰺ヶ沢スキー場

青森県、津軽地方のシンボル岩木山の斜面にあるスキー場。コースレイアウトが初中級が中心で、日本海と津軽半島を臨んで、麓まで気持ちよくかっ飛ばすことができる(初級者もゴンドラ頂上に行ける)。なお、このスキー場は休日でもあまり混んでいないし、もし仮に混んだとしても客はほとんど地元の人で、津軽の人のあたたかさにふれることができるのと、ホテルは「プリンス」なので、田舎のあたたかさと、施設の洗練さが、なんともいえなく見事に融合されているので、何だか気分がいい。ただ、東京から680kmもあるのでクルマで行くにはハードだし、飛行機に乗るならせっかくだから北海道...なので、なかなか足を踏み入れられない。山奥でないのになぜか「秘湯的な」(適切な表現でないかもしれないが)スキー場である。

9.川場スキー場

川場スキー場は、立体駐車場を作った初めてのスキー場である。スキーセンターには板を持ってエレベータに乗ってあがる。また、立体駐車場だと屋根があるので、降雪の日などはすごく便利である。帰るときクルマの雪かきをしなくてよいからである。また、入場者を制限している(関越沼田ICを降りて尾瀬方面に行くと川場スキー場の看板があって満車・空車の表示がある)のでリフト待ちも週末でも3〜5分である。コースは狭いところもあるが滑走距離2〜3kmくらいのゲレンデが中心なので気持ちの良いクルージングができる。レストランはスキー場の規模の割には多いので着座に困ることがない。ただ、注意点は、カナダからの留学生(バイト?)がリフト乗り場のエスコート、レストランのウエートレス、ウエーターをやっているので時に日本語が聞き取れなく、注文などをを聞き間違えたりすることがときたまあるので注意。ボーダーは入場禁止。

10.尾瀬岩鞍スキー場

このスキー場も、万座温泉と同様に固定客が多い。理由は上中級者中心の滑りごたえのあるコースがたくさんあるからだ。「国体男子コース」「国体女子コース」「エキスパートコース」いずれもリフト降り場からホテルに向かうコブコブのハードコースで、腕に(足に?)自信あるモーグラーにはたまらない。ただ、スキー場からのアクセスが良くない(沼田ICから35kmで混雑時には3時間かかるときがある)のでスキー以上に運転に体力と忍耐が必要である(「苗場」と同様に金曜または月曜に休みを取って行った方岩鞍の滑りを堪能できる)。帰りには老神温泉に日帰り温泉施設が数件あるので、温泉に浸かってのんびりして渋滞を過ぎるのを待っていてもいいだろう。

11.ルスツスキー場

ルスツは日本最大級のスキー場といっても過言でないだろう。「イゾラグランコース」(3500m)をはじめ滑走距離2000mを越えるコースが多いので滑りごたえがある。1日では遊びきれない。また、中級者コースは、コブもそんなに多くなくコース幅広いのでほとんどのゲレンデで初級者も滑走できる。宿泊はスキー場併設の「ルスツリゾートホテル」が、輸入雑貨の店あり、メリーゴーランドあり....と、ロマンチックでいい(カップル向き)が、クルマで1時間走ったところにある「洞爺湖温泉」もいいだろう。洞爺湖では毎日花火が上がるので、それを見ながら温泉につかり、そして一杯やり、スキーの疲れを癒すのもおつだ(グループ向き)。また、スキー場が千歳空港から90分なので、夕方発の飛行機でも昼ちょっと過ぎまでゆっくりすべることができる。