第[2]プロジェクトルーム
Pink Floyd
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ピンクフロイドの軌跡 (The Pink Floyd's Discography)

1967年

Thumbnail album cover image  :  The Piper at the Gates of Dawn
ロンドンのアンダーグラウンドでプロとしての活動開始

ピンクフロイドの名前は、アメリカのピンク・アンダーソンと、ディッパー・ボーイ・フロイド・カウンセルの二人の名前をあわせたもの

最初のメンバーは、
Syd Barrett (Lead Guiter) シド・バレット
Roger Waters (Bass Guiter) ロジャー・ウォーターズ
Richard Wright (Keyboard) リック・ライト
Nick Mason (Drums) ニック・メイスン

12月5日 The Piper at the Gates of Dawn
サイケデリックの新鋭/ピンクフロイド」日本で発売
シド・バレットを中心にしたオリジナル・ピンク・フロイドの唯一のアルバム。また、フロイドの原点でもある。
なお、このアルバムの録音開始時に「ビートルズ」が隣のスタジオで、「サージェント・ペパーズ」を録音していたのは有名な話しとか。

1968年
1月 David Gilmour デヴィット・ギルモアがグループに加入
7月 Syd Barrett シド・バレットがノイローゼからグループを去る

その後、グループの音楽性は質的に変化していった。 シドの詩が主体となったサイケデリックなサウンドから、よりいっそうサウンドフレームを高めていった。

1969年

Thumbnail album cover image  :  A Saucerful of Secrets
ノイローゼからグループを去っていったシドバレットに替り、デヴィット・ギルモアを迎えた新生ピンク・フロイドは、このアルバムでアンダーグランウドからオーバーグラウンドへ浮上していった

10月 A Saucerful of Secrets「神秘」日本で発売
わたしが、一番最初に買ったアルバムがこれです。タイトルどおり、その神秘的で緻密に計算されたサウンドはとても新鮮でした。

1970年

Thumbnail album cover image  :  Ummagumma
Ummagumma(ウマグマ)というのはイギリスのスラングで猥褻なことを意味している。太陽と宇宙の表現、人間と自然の表現を一つにした傑作といわれている。この、アルバムで、世界的人気グループの仲間入りをした。

4月 Ummagumma「
ウマグマ」日本で発売
2枚組みのアルバムです。わたしは、その当時なかなか手に入らず輸入盤をようやっと手に入れました。
AB面はライブ、CD面はスタジオ録音で、その「電気の魔法使い」といわれている本領を発揮しています。
レコードジャケットの裏には、ピンクフロイドが持っている楽器機材が並べられていて圧巻です。

1971年

Thumbnail album cover image  :  Atom Heart Mother
Atom Heart Mother
Thumbnail album cover image  :  More
More
Thumbnail album cover image  :  Meddle
MMeddle
8月 箱根・芦ノ湖畔「箱根アフロディーテ」で初来日コンサートが開かれた。野外コンサートだったが、約4万人が集まりました。

1月 Atom Heart Mother「
原子心母」日本で発売
”私たちはこれを聞くと、ピンクフロイドが人間と機械との永遠の争いや大きな隔たりに深い関心を持っていることがわかる。…アルバムの内容は、フロイドが軽薄なグループではなかったことを示している。(英国誌ニュー・ミュージカル・エキスプレス)
ロックとオーケストラを融合させた、とてもファンタスティックなサウンドです。

2月 More「
モア」日本で発売
「モア」は、セックスとドラッグを主題とした映画のサウンドトラック盤として発売された。主演はミムジー・ファーマー。
映画も見てみましたが、映像と見事にマッチした幻想的なエレクトリックサウンドを聞かしてくれました。もちろん、当時の世相を反映して映画も素晴らしいです。

7月 Relics「ピンク・フロイドの道」日本で発売
ベストアルバム的な編集アルバム。

12月 Meddle「
おせっかい」日本で発売
オープニングを飾る"One of These Days / 吹けよ嵐、呼べよ嵐"は、フロイド独自の音楽空間を醸し出しています。そしてこの曲は、その後、全日本プロレス・ブッチャーの登場テーマ曲としても有名です。
23分もの大作である"Echoes / エコーズ"は、心の奥底に語りかけるようなサウンドはとても巣晴らしく、わたしのベストの一つ。

1972年

Thumbnail album cover image  :  Obscured by Clouds
3月 2度目の来日コンサート。ライティングチームを同行して、東京都体育館他4ヶ所で開かれた。
この日のコンサートは、わたしのなかで忘れられない日のひとつとして、今でも鮮明に記憶に残っています。
なんと、レコード化されていない"Dark Side of the Moon"がたっぷりと約1時間も演奏されたのです。
そして、サウンドがコンサート会場の4方360度ぐるぐるとまわり、その圧倒的なサウンドに十分堪能したのでした。さらに、ライティングショーが、フロイドの演奏に融合し、ステージでの表現を一層際立ててくれて効果的でした。


7月 Obscured by Clouds「
雲の影」日本で発売
映画のサウンドトラック盤。
残念ながらこの映画は見逃してしまったのだけれど、きっと、映画の中では素晴らしい映像とマッチしていたことでしょう。

1973年

Thumbnail album cover image  :  Dark Side of the Moon
4月 Dark Side of the Moon「狂気」日本で発売
構想から完成までに1年半の歳月を費やしたというこのアルバムで、フロイドは確個たる地位を不動のものにした。
AB面のすべての曲がつながっていて、全部で1曲の構成がなされている非常に完成度の高いアルバム。
待ちに待ったアルバムがついに発売された、それは、コンサート会場で聞いたものが、さらに研ぎ澄まされ非常に素晴らしいものとして完成していた。
大音量で聞くフロイドのメッセージとサウンドは、本当に心を癒してくれる。

1975年

Thumbnail album cover image  :  Wish You Were Here
9月 Wish You Were Here「」日本で発売
記録やぶりのベストセラーを続けている「狂気」から2年半ぶりにリリースされたアルバム。 「あなたがここにいてほしい」というサブタイトルがついているが、あなたとは、やはり、あのシドバレットなのだろうか
1部と2部に分れ合計25分の「狂ったダイアモンド」は、恐ろしいほどにピュアで、美しい旋律を聞かせてくれる。
そして、今回もジャケットが素晴らしい。 表と裏カバー、そして中袋と合計4つもの写真で何かを言わんとしているようだ。


1977年

Thumbnail album cover image  :  Animals
3月 Animals「アニマルズ」日本で発売
「炎」から約1年半ぶりでリリースされたこのアルバムで、フロイドはかってないほどの強烈なメッセージを投げかけてきている。 人間は無意識のうちに三つの階級に区分され、順応することを強要される、そして、その階級とは犬・羊。豚だ。
フロイドは、現代の弱肉強食を、そして、人間の冷淡さ、無関心さ、無情さを痛烈に批判している。
曲は、予想以上にワイルド、ヘビー、ストレートで迫ってくる。
そして、ジャケットにの中の空を飛んでいる豚を確認出来るだろうか。

1979年

Thumbnail album cover image  :  Wall
The Wall「ザ・ウォール」日本で発売
この2枚組みのアルバムは、「アニマルズ」から約2年半ぶりでリリースされ、約8ヶ月もの月日を費やしてレコーディングされた。内容は、ロジャーウオーターズをモデルとしたとおぼしきロックスターが主人公となっているロックオペラ風のアルバムで、映画化もされている。
人間社会に存在するあらゆる”壁”をテーマに展開される80分にも及ぶ、人間の疎外感・孤独といったものをひたすら追求し、現代の人間の冷淡さ・無関心さを痛烈に批判するコンセプト・アルバムとなっている。
ロジャー・ウォーターズのソロ的色彩が、かなり強まってきているアルバムで、個人的にはは、あまり好きなアルバムではない。
ただ、詞については、強烈な現代批判であり、考えさせらる部分がとても多く感じる。

1981年

Thumbnail album cover image  :  A Collection of Great Dance Songs
A Collection of Great Dance Songs「時空の舞踏」日本で発売   Under construction
 

1983年

Thumbnail album cover image  :  The Final Cut
The Final Cut「ファイナル・カット」日本で発売
ロジャー・ウォーターズが在籍していた、最後のアルバムとなってしまった。
このアルバムを発表した頃から、ロジャー・ウォーターズと、デヴィット・ギルモア、および、ニック・メイスンとの関係が急速に悪化してしまい、バンドは事実上の活動停止状態となってしまった。
この「ファイナル・カット」は、「ザ・ウォール」から連続したものとして、「ウォール・コンセプト」はこのアルバムで完結するというのが、定説のようだ。
サブタイトルには「ロジャー・ウオーターズによる偉大なる夢への鎮魂歌」というのが付いている、ピンクフロイドというバンドの正規のアルバムにもかかわらず・・・(ロジャー・ウォーターズの私的色彩が非常に濃く、リック・ライトは不参加だ)
このアルバムの音楽的評価は一般的にあまり良くない、わたしも、そう思う。
 

1987年

Thumbnail album cover image  :  A Momentary Lapse of Reason
A Momentary Lapse of Reason「」日本で発売
フロイド・ファンには残念であるが、ロジャー・ウォーターズが脱退している。
そして、ピンクフロイドの名前の使用権に関するトラブルでロジャーと3人の間で争われたとか…。
その新生ピンクフロイドとしての第1作で、前作から4年半ぶりに不死鳥のように蘇った。
ロジャーウォーターズはもう居ないが、ピンクフロイドは生き続けている。
(「鬱」アルバムのリリースに伴う、全米ツアーが1987年9月7日より、バッファローを皮切りに開始され大盛況となった)
ギルモアへ主導権が移ったピンクフロイドだが、以前と遜色のないサウンドに仕上がっている。
今までの難解なコンセプト先行型から、サウンド重視の傾向が見られる。インストゥルメンタルの曲が3曲も収められていることからも明らかだ。
そして、曲想は、今までのどちらかと言えば重たく悲愴感の漂った曲から、かなり、明るくなったよな気がする。
  
 

1988年

Thumbnail album cover image  :  Delicate Sond of Thunder
Delicate Sound of Thunder「光〜パーフェクト・ライブ!」日本で発売 Under construction
 
1994年

Thumbnail album cover iamge  :  The Division Bell
The Division Bell「」日本で発売
約6年半ぶりのアルバムで、新生フロイドの第2弾となる。
この、スタジオアルバムは、各自がアイディアを持ちよって作製されたのではなく、3人全員による共作となっている。
そして、この「対」アルバムリリースに伴うワールド・ツアーが1994年3月30日マイアミからスタートし、北米、カナダ、ヨーロッパなど77都市で110回の公演が行われ、大成功に終わった。
ロジャーウォーターが脱退し、その影響が如実に顕れている。
いままでのフロイドにはない、柔らかな感じがする。

1995年

Thumbnail album cover image  :  pulse
Pulse「パルス」日本で発売
1994年、約5年半ぶりに開始されたワールド・ツアーからのライブ収録。
ピンク・フロイドの集大成的な2枚組みのライブアルバム。 また、ビデオも同時発売されている。
ロック史上に残る名作、あの「狂気」が完全な形で全曲プレイされ、まさに必聴のアルバムだ。
壮大なライブパフォーマンスが、まさにパルスのように伝わって来る。
ピンク・フロイドが日本にきて、あの壮大なスペクタルショーを見せてくれるのは、いつの日のことだろう…
 

 

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