コムフィルタ効果
( ディレイを応用したエフェクト=フランジャー、コーラスの動作原理)
コムフィルタ効果
( ディレイを応用したエフェクト=フランジャー、コーラスの動作原理)
素のままの音
遅れた音
1ミリ秒
ミックスにより、こうなっている・・と考えられる
同位相
逆位相
1ミリ秒
同じ事が、1500Hz、2000Hz、2500Hz・・・などでも発生するので・・
強調される周波数と、打ち消し合って消えてしまう周波数は、交互に並んでおり
グラフに表すと「櫛の歯」のように見える
よって、短いディレイをかけた時の音色変化は
「コムフィルタ効果(Comb=櫛)」と呼ばれる
ディレイタイム=遅らせる時間を、連続変化させると・・・(動画)
コムフィルタ効果による代表的なエフェクト
フランジャー
ディレイタイム:0.5msec〜10msec前後
フィードバックを上げるとウネリ効果が強調されてドギツクなる
コーラス
ディレイタイム:20msec〜30msec前後
ふんわりと広がりのあるマイルドな効果。通常、フィードバックは切っておく
ディレイタイムが1msecより少し長くなると
この例に於いては強調と打ち消しの関係が崩れるが
通常、音には沢山の周波数が含まれているので
このディレイタイム(1.3msec前後)であっても
また何処かの周波数で同じ現象が起こっている
→ 櫛の歯の位置が移動した
1.3ミリ秒くらい