長い割にあんまり中身のない独り言のようなライブレポになってしまったので、そういうのがキライな方は飛ばしちゃって下さい。思いがけなく行けることになったモダンカフェ。なかなかいいライブハウスでミッシェルさん達もお気に入りだというウワサ。ミッシェルさん達は追っかけることに否定的で「その土地の人に来て欲しい」みたいなことを言ってるようですが、2つ隣の県、岐阜まで行ってしまいました。なぜかというと、ツアー前半戦はここが一番近いから。なのに片道2時間かかるし、交通費がチケ代より高いんですが...(泣)簡単に行き方を説明すると、名鉄「新岐阜」駅(JR「岐阜」駅も隣り合わせでほぼ同じ場所)から「流通センター」方面へ出てるバスで「北鶉(きたうずら)」で降ります。そして、バス停から、バスが走ってきた方向へ戻るように3分くらい歩きます。すると右手に白くて大きなプレハブみたいな建物の「MODERN CAFE」というネオンが見えてくるはず。まあみんながそっち方向へ歩いているのでわかると思います。モダンカフェは本当に普通の住宅街みたいなトコにあり(来るとき、バス間違えたかと不安になったくらい。隣はマンション)造りもプレハブで、防音なんかは大丈夫なんだろうか。 |
会場は入場に手間取っているようで、なかなか入ることができません。しかし、全部で800人弱くらいはいたんじゃないでしょうか、キャパは500人くらいと聞いたけど?開演は19:30と遅めなのですが、入場で時間がかなり押していたと思います。ロッカーは申し訳程度にあるだけなので荷物は床置き。見上げると天井は高く、空気を循環させる扇風機みたいのが2つ回ってる。余談だけど、物販のタオルって今回無くなったんですね。売ってると便利だし、結構売れそうなのに。それと、WWLのTシャツ、「WORLD CASANOVA SNAKE」なのになぜか鷹なんですね〜。私はそのまんますぎるコブラで来るかと思ったんだけど。デザインでいうと、個人的にはあの通称「牙T」が一番かっこいいと思うなあ。これまた余談ですが、今回はLevi'sの後援が消えてますね。 |
まあそんな感じでちょっと押し気味な雰囲気の中客電が落ちる。その途端、物販の所までいっぱいいっぱいだったはずの客が前方へ押し寄せる。今回のツアーから「荒野の1ドル銀貨」から「ゴッドファーザー」にSEが変わったというのは聞いていたけど、こっちもけっこうハマッてる気がする。モダンカフェは楽屋が2階にあるらしく、2階から花道みたいのを通ってステージに降りてくるという面白い造りになってる。ミッシェルさん達が2階に姿を現すと、客の地鳴りのような声援が響き渡る。(「キャー」じゃなくて「ウォ〜」なんだよね)よかった、チンピラ白スーツじゃなくて(心の叫び)...今回ネクタイも最初からしないことになってるのかな。ツアーフォトとか見る限り、今のところスーツも黒(ダークグレー?)だけみたいだし。チバさんはちょっと髪を切ったみたいで、オールバックにサングラスをかけて登場。アベさんは髪の毛伸びたまま。いやでも伸びてるほうが似合う、っていうか若く見える。ウエノさん髪の毛ちょっと茶色っぽくなったかな。キュウさんはいつもの、青々とした剃り跡も勇ましいサイコ刈り。で、いつも通りなんの前フリもなくライブがスタート。 |
他のライブレポをなるべく読まないようにしてたので、リリース時に割と賛否両論だったGT400から始まるというのに少々驚きました。ライブで聴くとまた違う印象。でもどうなんですかね、もっとガツンとした曲で始まった方が盛り上がるかも...(超個人的なわたしの気持ち的にはね)。てっきり始まりはDEAD STAR ENDあたりかなと思っていたので。 |
今ツアーは、前ツアーよりも若干照明が派手になってて、それもCASANOVA SNAKEモードなのかもしれないなと思いました。抽象的な表現をするなら、前は深く潜る感じだったのが、今は前へ進む感じというか。けっこう華やかな感じ。 |
今日はアベさんが最初から煽りまくってて、こんなにギターを上に持ち上げてるアベさんは見たことなかった。ウエノさんもいつもの「暴れ弾き」に拍車がかかってすごい。ウエノさんが髪を振り乱してベースを弾いてる姿は、見てる人の心を燃えさせます。暴れているのにリズムがタイコとピシッと合っているというのも驚き。 |
最初のMCのとき、キュウさんは「岐阜はドラムセットが少し上にあって、懐かしい」と。ここは造りがちょっぴり面白く、ドラムが上の方にセットされるようになってて、いつも見えないキュウさん(!)が本当に楽しそうに叩いてるのがよく見える。特に「ケガしないように、コブラみたいに暴れて帰れよ」というチバさんのMCで始まったCOBRAの激しいドラミングは圧巻でした。COBRAはCDよりも断然ライブのほうがいい!めっちゃかっこよかったです。ライブ向きの華やかな曲です。「ケガしないように」って念を押すチバさん面白い。 |
個人的なこの日のハイライトはDROP。チバさんの「落ちてくだけ、ドロップ」という短いMCで始まったDROP。そうか!「DROP」って「飴玉」だけじゃなくて「落下する」っていう意味もチバさんの中には含まれていたのか、と納得。ライブ映えするカッコイイ曲。なぜか途中の間奏の所でキュウさんがたたくドラムの激しさに、胸に押し寄せるものがあり、思わず涙ぐんでしまいました。6/8拍子の曲というのはけっこう珍しいんじゃないかな?(「深く潜れ」前半部くらいしか思いつかないけど...) |
「イカサマシルクに火をつけろ!」というMCで始まったSILKもよかったです。この押さえ気味のテンポがカッコイイと思うので、これからもGet up Lucyみたいに速くしないほうがいいと思います。 |
新曲は2曲あって(3月にアルバム出したばっかなのに...早!)一曲はPLASMA DIVEみたいなリフでガンガン押す、カッコイイ踊れる曲。もう一曲はどこかで聴いたような...そう、MAXIMUM×3にこんな感じの曲入ってなかったっけ??ラスベガスアイラブユーとかって叫んでる。アメリカツアーのときラスベガスでギャンブルにでも勝ったんでしょうか(笑)。個人的には先にやった曲のほうがヨカッタかな。 |
PLASMA DIVEでは、ステージ両脇の照明がチカチカと激しくフラッシュを焚いてるみたいで眩しい。なるほど、PLASMAだからね。これはもう踊らずにはいられない曲で、かなり盛り上がってました。こういうグルーヴ感命みたいな曲はミッシェルにピッタリ。チバさんの咆哮が絶妙の間で入ってくる。また余談なんですけど、すぐ横に、8ビートの曲にずうっと16ビートでノッてる人がいて、そのノリ方がロボットが故障したみたいな動きなのでちょっと笑いました(そんなの本人の自由ですね、すいません。でも傍目から見てるとなんかおかしくて)。あと、飾ってある人形かと思うくらい微動だにしない男の人とか。別に踊れとかいうわけじゃないんだけど、JENNYとかでも突っ立ってるのはある意味すごいなと。 |
深く潜れでは(これってカサノバモードな曲なの?)途中でテンポが変わるところをあんまりタメなくなってました。これは別に時間押しの性ではないだろうな(当たり前)やっぱり歌詞に「青」が出てくる性か、照明も青です。 |
REVOLVER JUNKIESで一応本編は終了。GEAR BLUESでいうDANNY GO的ナンバーなので、締めくくりにはピッタリ。(アルバムで4曲目っていうのが違和感あるくらいだし) |
アンコールのときも、時間の押してる関係か、あまり時間を置かずに登場。チバさんは白いドクロT、キュウさんは上半身裸、ウエノさんはWWLの赤ラメの鷹T(命名:私)そしてなんとアベさんが上半身裸で登場!細い!白い!でなぜかステージでTシャツ(黒のドクロT)を着ていた(笑)。楽屋で着る暇がなかったのか?チバさんはペットボトルの水を階段の上から客席にまく。「体操選手」(前ツアーのときの、アンコールでの白いタンクトップに白いパンツ)ではなかったのでちょっとホッとした(笑)Levi'sの後援が無くなったからか、バンダナもしてなかった。アンコールではHI!CHINA!のリフに合わせて少し即興で、ハープも入れてセッションぽくやったあと、当然やっぱりHI!CHINA!に突入。ソロの時アベさんが背中弾きを披露!で、普通の弾き方に戻すときも全然リズムのノリが切れない。なんか今日はアベさん絶好調。あと、ハープを使う曲つながりなのか、candy houseに突入。この曲は異様に盛り上がるんだよね。ミッシェルさんパブロック時代の名曲。そして一旦また楽屋にひっこむ。 |
場所によってはあまりかからないというアンコールも、岐阜ではけっこうな勢いでかかってました。あの不思議なコール(レッツゴー!とかいうの)は流行ってるんでしょうか?そしてお約束のダブルアンコールに、再び時間を置かずに登場。またもチバさんは階段の上から丁寧にペットボトルの水を撒く。(ただしペットボトルは投げない)「ベイビーそろそろおうちへ帰る時間だぜ〜」というチバさんのMC(ちなみに前ツアーと同じMC)と共に始まった異常な速さのBaby,please go homeに、マジで時間押しなのかと思ってしまいました(残り時間で速さを変えるなんて落語じゃあるまいし...)。でもそうじゃなくて単に速かっただけなのね(笑)その後客席をあちこち指さして「○○を探せ!」と言っているので何か落としたのかと一瞬思ったら「ホラJENNYはどこだ?探せ!」みたいなことを言ってたんですね。JENNYは一回戻ってくるバージョン。途中で「READY STEADY GO」を入れながら、チバさんが客席にマイクを向けてました。以前なら考えられなかったことで、ミッシェルさん達の中で、ここ2年くらいで大きく変化したものがあるのでしょう。客席がバンダナを振り回してる人が多かったです。(横アリビデオの影響?周りは迷惑カモ)最後、ミッシェルさん達は疲れ切ってて、階段を上がっていくのが大変そうでした。三十路だしね。 |
遂にGet up Lucyがセットから外れる日が来たのねって感じ。ルーシーは結構いつもやっていたと思うんだけど。もう憧れの森も、目を開けて歩くことが出来るようになったのかな。そういえばバードメンもなかった。「あとはトぶだけ」だったのが、もう飛んじゃった後だからかな(※他会場では演奏されることもあるようです)。CASANOVA SNAKE TOURだからCASANOVA〜の曲が中心になるのが当然なわけだし、自分の聴きたい曲とミッシェルさんのやりたい曲が合ってるワケないんだから別にいいんですけど。夜明けのボギー以外はやりましたが、ぜひどこかで「生ボギー」やってほしいものです。やらんだろうな。CASANOVA〜の曲は一部を除いて、わりとCDに忠実に演ってたようです。オッと思ったギターソロもあったんですけど、どれだったか忘れてしまって(汗:YOUNG JAGUARか?)しかし、CISCOもないんだ...一抹の寂しさを感じてしまいますね(←老人)MONA LISAも聴きたいなあ。若干気になるのが、「CASANOVA SNAKE」とそれ以前の曲の盛り上がりの違い。客観的に見てこの日一番客が盛り上がっていたのはG.W.Dでした。 |
でもまあ、チバさんにペットボトルを投げつけるバカも、アベさんに水をぶっかけるアホもいなかったし、喧嘩騒ぎとかもなかったようだし、必要以上の大合唱もなかったし、いい雰囲気のまま終了しました。(ダイブで流血してる人はいたみたいだけど)ただね〜、せめて演奏中はライブ中のあの人口密度の中でタバコ吸うのは危ないんでやめてよね。あと、前行くために、女の子を狙ってジャンピングエルボーをかますイチビリ君達も困ったもんですな。客出しのSEは、「SHOULD I STAY OR SHOULD I GO」から、別の曲(聴いたことがあると思うんだけどわからんかった)になってて、その次の曲がTHE CLASHの「ROCK THE CASBAH」だったので、多分クラッシュの曲でしょうか。住宅街に配慮してかライブの音量は小さめで、いつも翌日いっぱいは続く耳鳴りにも突発性難聴にもなりませんでした。これがないとちょっぴりサミシイかも? |
帰りは一応バスが用意されてて、滞りなく帰ることができました。バスの中は若者の人いきれでフロントガラスが曇ってしまい、運転手さんが大変そうでした。前のほうに座っている人が、偶然ミッシェルさんの打ち上げ会場に出くわした話とかしてて、思わず聞いてしまいました。いいライブハウスなので、また行きたいです。こんなダラダラした文章を最後まで読んでいただいてどうもありがとう。そして、ミッシェルさん、いいライブをアリガトウ。 |
SET LIST(順番は大体の目安;欠けてる可能性もアリ) 「GT400」「YOUNG JAGUAR」「COBRA」「SATANIC BOOM BOOM HEAD」「新曲1」「裸の太陽」「DUST BUNNY RIDE ON」「RHAPSODY」「G.W.D」「DEAD STAR END」「PISTOL DISCO」「ANGIE MOTEL」「PINHEAD CRAMBERRY DANCE」「SILK」「PLASMA DIVE」「新曲2」「DROP」「FREE DEVIL JAM」「深く潜れ」「REVOLVER JUNKIES」 encore1「HI!CHINA!」「candy house」 encore2「Baby,please go home」「JENNY」 |