南ハイランド

スコットランド・東ハイランド地方にある蒸溜所。
一人の密造者が1826年に許可を得てロッホナガー蒸留所を始めたと言うのがこの蒸留所の始まりと言われています。 1848年、このロッホナガー蒸留所に招待されたビクトリア王女と夫のアルバート公が、 そこでできたシングルモルトウイスキーを試しました。 女王夫妻がその風味に深く感銘を受けた事から、訪問後まもなく蒸留所はロイヤルの呼称をつけることを許されロイヤルロッホナガーとして知られるようになります。 以来ビクトリア女王の前例に習い、国王、女王、王子がバルモラルの王室領地に夏の間滞在する度、
領地と隣接する蒸留所に定期的に訪問するようになりました。
ロイヤルロッホナガーは1845年の設立以来3度の建て直しを経てもなお、伝統的な蒸留所の佇まいを保ち続けています。 パゴダルーフのキルンを1基持ち、当初からあった農舎は今も現役で利用されています。 最上のモルトウイスキーを作るための天然の原材料は全て手近な場所にあります。 周囲の山々から流れ出るピュアで柔らかい水。眼下の谷には森林地帯と農耕地があり、モルティング用の最上級の大麦が育てられています。 ロイヤルロッホナガーが利用するピュアな湧水は、蒸留所の南側の地平線をほぼ占領する「ダーク」ロッホナガーと呼ばれる険しい山の麓寄りの斜面から流れる水です。 たった2基の小さなスチルで造られるシングルモルトウイスキーはハイランド地方独特の特徴を有します。 蒸留所にある歴史的で希少な装置がスピリッツのキャラクターに寄与しています。

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<ロイヤルロッホナガー 12年>
12年熟成のスタンダード品です。ポットスチルは2基しかなくディアジオ系列では最小の蒸留所ですが、シェリー樽由来のリッチでスパイシーな風味が楽しめます。ジョニーブルーやVAT69などの原酒モルトでもあります。


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