南ハイランド

ロッホローモンド蒸留所はハイランドとローランドの境界線付近にある蒸留所であり、 蒸留所のあるアレキサンドリアはヴィクトリア時代に建設された工業団地で、とくにキャラコ(平織りの綿布)の染色産業で栄えた所。 蒸留所の前身もキャラコの染色工場で、1965年から1966年にかけて蒸留所に改造、 ローランドの『リトルミル蒸留所』の第2蒸留所として建てられたのが始まりとされています。 ロッホローモンド蒸留所の最大の特徴は、同じ建物内にグレーンウイスキーを製造する連続式蒸留機と、 モルトウイスキーを製造するポットスチルがあること。 また、ポットスチルもネックの部分が連続式蒸留機の精留塔と同じ仕組みになっていて、 アルコール蒸気を数段階にコントロールできる仕組みになっている。ハイラム・ウォーカー社が開発したローモンドスチルに非常によく似ています。 これらによって、アルコール度数やタイプの異なる数種類のウイスキーを造ることができます。 さらに1999年には通常のスワンネック型のポットスチル2基も増設。 『インチマリン』と言うブランド銘で知られていたシングルモルトですが、 『オールド・ロスドゥー』と言う別ブランドも造っていました。 最近では『ロッホローモンド』と言う蒸留所名の方をより強調するようになっているようで、こちらのブランド名でも輸入されています。 現在でも幾つかの異なったタイプのウイスキーを生産しています。

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毎年限られた量だけボトリングされるロッホローモンド21年。ブランデー、バターのニュアンスを持ち、滑らかで微かにピーティー。
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