フェッターケアン蒸留所の創業は1824年で、現在はホワイトアンドマッカイ社が所有しています。
フェッターケアンは北ハイランドのダルモアとともに、ブレンデッドウイスキーのホワイト&マッカイの原酒として使われています。
スコットランド北東部にある都市アバディーンは、エディンバラ、グラスゴーに次ぐスコットランド第3の都市。
蒸留所があるのは、そのアバディーンから南西に40キロメートルほど下ったところにある、蒸留所と同名の村です。
フェッターケアン蒸留所のスティルは、初留が2基、再留が2基の計4基が設置されています。
注目すべきは再留釜のネックの部分に、この蒸留所オリジナルの冷却器がとりつけられている点。
冷水をシャワーのように吹きかける、興味深い構造になっています。
また仕込み水は、グランピアン山脈の一部であるケアンゴルム産地の湧水を使用しています。
この蒸留所のシングルモルトは、長い間「オールド・フェッターケアン」として親しまれてきましたが、
2002年に「フェッターケアン1824」とブランド名を一新しています。熟成年数も10年物が主力商品でしたが、12年熟成に改められました。