もう一つの仏教学・禅学
新大乗ー本来の仏教を考える会
西田幾多郎の足跡を訪ねて
学習院
西田は、参禅のかたわら哲学の研究を続け、明治四十一年[38歳]の時、『純粋経験と思惟、意志、及び知的直観』を「哲学雑誌」に発表した。翌42年夏、学習院教授になり、東京に住んだ。鈴木大拙も同じ頃、学習院教授になった。
「西田は学習院在職のわづか1年の間に「学習院輔仁会雑誌」に「宗教論」を寄稿し、これが後に「善の研究」を形づくるに至った。」(2002年6/07-7/20「学習院大学資料館第22回特別展」より)
学習院正門
東京、目白駅下車すぐ。
西田幾多郎が着任した年に、学習院は、四谷から目白に移転した。
今は、近代的なコンクリートづくりの校舎が並んでいるが、ところどころに古い建物が残っている。
これは、「北別館」。
「東別館」。
西田は、京大を退職の後、鎌倉に住んだ。その家は、学習院に寄贈されて、今も、残っている。普段は閉められており、セミナーなどのためになら、外部にも貸してくれるようです。いつか、西田幾多郎に関するセミナーでも企画して、それをもとに、西田の最期の住まいの雰囲気を味わいたいですね。
鎌倉七里ガ浜には、西田幾多郎の歌碑があります。東慶寺には墓があります。そのうち、行ってみようと思います。
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