吉津宜英「やさしい宗学」

??? 昭和・平成の宗学論争 ???

 一部の学者から、「不毛の議論」をしていると酷評される禅の学問。昭和から平成の現代まで学者は何を論争してきているのか。
 種々の学問方針が提案されてきた。角田泰隆氏(駒沢短期大学)がその主要な方針を整理した論文「宗学再考」があるので、それで禅の学問の歴史を概観したい。
 吉津宜英氏(駒沢大学)は「やさしい宗学」を提案した。

吉津宜英「やさしい宗学」

 吉津宜英氏の提案を角田康隆氏がまとめたもので、吉津氏の提案は、次のとおりである。
(注)