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MT-PRO1200Ω

LastModified 02/10/27

えー、久しぶりにケースネタです。ふと思い立ってメインで使っている常用機のケースをそろそろ交換するかという気になってしまいました。今迄はフルタワーが多かったのですが、今回は

なるべく手をいれずにお気軽に使うミドルタワー

というコンセプトです。今迄、ミドルタワーといえば何も考えずにSONG CHEERTQ-700を使ってきました。多分、10台以上組み立てているでしょう。流石にもう飽きたのと、設計が少し古くなっているのは否めませんので、今回はアルミケースに手を出してみる事にしました。

そんな折、SOLDAMMT-PRO1200がモデルチェンジでMT-PRO1300になるとの事で、最終バージョンのMT-PRO1200Ωを安売り(通常約\35000→400W電源付\23000)しているのを見て、買ってしまいました。

やたらご大層なウンチクや、期間限定といつつ平気で延長を繰り返す販売方法、納得できない価格設定等、あまり好きなメーカではありませんが、

罪を憎んで人を憎まず もとい メーカを憎んで製品を憎まず 

 の精神です。申し込みから1週間程で製品が到着したので早速、分解してみました。

フレーム FRONT

フレーム SIDE VIEW

フレーム BACK

既に販売終息品で市場の評価も定まっている品物なので、レビューの糞もない所ですが、実際に組んでみて気が付いた点を以下にまとめてみました。あくまで、四万十川的なまとめなので、通常の使用方法とは視点が違っていると思いますが・・・

良い点 1. 加工精度が良く、組み立て性が良好(特にフロントパネルの脱着性良好)
2. フレーム状態での開口面積が広く、作業性良好
3. アルミ故、加工がやり易い。
5. このクラスとしては、3.5inchシャドウベイ4個と良好な拡張性。
6. とにかく軽量。
悪い点 1. 根本的に剛性不足。肉厚が2mm程度あれば・・・
2. ほぼ全て、3mmネジ。山程あるWindyローレットスクリュー(inch)をどないせいちゅーんじゃ。
  (手回しネジはシャドウベイ固定用の2箇所のみ)
3. 付属電源Varius400は、かなり煩い。
4. 背面ケースファン取り付け部の開口部面積不足。

基本的にデザインは良いと思います。しかし前述の通り全体に華奢で、少し無理な力をかけるとひしゃげそうで結構怖いなぁという印象があります。加工性を考えてアルミにしたのに、アルミ故に剛性が足りないのでひしゃげそうで思い切って加工ができないというというのはなんともトホホ・・・・

「それやったら、同じデザインでスチール製のMT-PRO1200Fにしとったら良かったんちゃうか?」

なるべく手をいれずにというコンセプトやったんちゃうんかという突っ込みは、まあ置いておいて・・・

気を取り直して、参りましょう。基本的に今回はなるべく手を加えずに常用機に仕立てるというコンセプトだったので、手を入れるのは以下の3点に留めました。

1. 全ての接合部に低粘度(サラサラ)タイプの瞬間接着剤を流し込んで剛性を補強。

リベット接合されていますが、リベットがゆるゆるな個所が何箇所かありました。瞬間接着剤を2本分程流し込んで1日位乾燥させる事で剛性的にはかなりの改善をはかる事ができました。(かなりガスが出るので、風通しが良い所で)

2. 背面ケースファンの開口部を、切り抜き。

3. キャスター取り付け。

インシュレータ取り付け穴を広げて、DIYショップで購入したキャスタを設置。その際に、キャスターの取り付けナットが最下部の5inchベイと一部干渉するので、切り欠き加工。

背面開口部切り抜き

キャスターを取り付け

最終的に機器を組み込んだら以下の状態となりました。前面下部のHDD周辺がかなりゴチャゴチャしていますが(SCSI-HDD3台接続)、まあ作業性は悪くないと思います。

FRONT VIEW

SIDE(INSIDE) VIEW

BACK VIEW

まあ、色々云いたい事を言ってきましたが、今回のお値段(\23000)を考えれば、充分満足の行く内容ではないかと思います。久々にミドルタワーケースを購入しましたが、

TQ-700が既にオンリーワンの選択肢ではない。

という事も実感できました。それでは新型のMT-PRO1300をお勧めするかというと・・・・うーん、四万十川的には、同じSOLDAMであればMT-PRO1200Fの方をお勧めしておきます。安いしね(笑)

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