この手のパーツには手を出すまいと心に決めていたのですが、東京出張のおりAZTECさんで見掛けてつい買ってしまいました。\1980
でした。
HDDクーラというと5inchベイ装着タイプがほとんどですが、これはHDD下面(基板側)につけるタイプです。お陰でほとんど場所を食わず、そのまま3.5inchベイに装着可能です。コネクタも分岐ではなく電源コネクタとの間に挟むタイプです。
手持ちのHDDのうち一番古い Quantum ATRASU XP39550S 4GB(7200rpm)につけてみました。
でまあ結果ですが、Winbench98 HighendDiskWinmark を実行(12〜13分)してみた場合の発熱を、HDD上下面にサーミスタを貼って見てみました。
|
室温 |
ケース |
HDD温度 |
クーラ有無 |
HDD上面 |
クーラ無 |
25.4 |
27.0 |
36.3 |
3.3 |
クーラ有 |
25.2 |
27.0 |
33.6 |
HDD下面 |
クーラ無 |
26.4 |
28.0 |
41.1 |
4.4 |
クーラ有 |
26.4 |
28.0 |
36.7 |
上面でわずか、3.3℃の差・・・・・・・・・・まあ、1時間位連続でHDDにアクセスすれば違うかもしれませんが、どれだけそーゆー状況があるかですねえ。
しかし、HDDの温度を改めて測ってみましたが意外と熱くならないもんですねえ。このATRASUはもう2年位前のモデルなのですが、最近のモデルだったらもっと発熱は少ないでしょうし・・・
最近では、ショップに行くと様々なHDDクーラを売っていますが、そもそも必要なんでしょうかねえ?(まあ、ケース内の環境温度に依存するとは思いますが)
どうも昔の[HDDは熱い!]というイメージが独り歩きしている様な気がしますね。(初期のBaracuda4LPなんぞは確かに素手で触れない位熱くなりました)
という訳で、これに限らずHDDクーラというアイテム自体が今ではトホホではないかと思ってしまった四万十川でした。
1999.8.8追記
メイルにてHDD下面の方が熱くなるのでそっちで測るべきではないかとのご指摘をうけ下面の結果も測ってみました。確かに下面の方が熱くなっていますね。スピンドルモータにより近いせいでしょうか。それでも、クーラ無しで約41℃、クーラ有無で4.4℃の差です。まあ、しれてますね。「2000円も出すんやったら、10℃は下がってくれんとなあ」等とずうずうしくも思ってしまう四万十川でした。