ニホンオオカミ
Japanese Wolf

1905年に確認されたのを最後に絶滅されたとされるニホンオオカミ。

日本人とオオカミのかかわりは興味深いです。
日本各地にオオカミを祭る(使い姫とする)神社があります。
’大口の真神’と呼ばれました。
農耕民族であった日本人にとってオオカミは
田畑を荒らすシカやイノシシを退治してくれる
大事な生き物でした。


作品について

オオカミ。。。
とても思い入れのある生き物です。
そして、とても難しいです。

作品にするときのデフォルメがイヌ、キツネ、コヨーテと
かぶってしまうので、ちょっと間違うと見分けつかなくなります。
(作品を作って面白かったのは大人は’ハスキー?’と言うのに
子供は’おおかみー!がおー!’と言うところ。)

さらに、ニホンオオカミの資料が当然ながら殆どなくて、文献を
何冊あさったことか。。。
骨格や剥製を参考にしつつ(剥製の出来がう〜〜ん?なので。何しろ古いものだし)
お守りやお札になっているオオカミの絵や想像力を駆使して
イメージのなかで歩き、走り、遠吠えするまで遊んでから
製作となりました。

創ったのは06年ですが、最近
二見書房発行、西田智著
ニホンオオカミは生きている
と言う本が出版されました。
たけしの万物創世記で放映されたニホンオオカミ騒動の顛末記でも
あるのですが、ニホンオオカミが生存しているかも知れないという
希望を持たせてくれた貴重な本です。
何より嬉しかったのは私の作品にニホンオオカミとされるイヌ科動物が似ているところ♪
シッポの形が違うんですけれどね。それは次回製作時の課題です。


メイフェアさんに居ます。