京都にて...読書の秋!(03'9'10)

ここんところBBSは調子悪いし、コラムは全く 更新
されていないしというお叱りのメールを頂くことも
多く、にもかかわらず相変わらずなのはさすが村井秀清
の面目躍如と言ったところであろうか。

(何じゃその面目)

去年のこの時期はinfiniteの録音で忙しく、その話題に
触れていた書きかけの未発表コラムの残骸が丁度1年前
日付けで驚くばかり...だからといって今、ヒマという
訳でもなく、まあ書こうという気になったことでお許し
いただきたいのであります。ハイ!

先の9/1に久方ぶりに京都に演奏に行って参りました。
以前にも書いたように個人的に京都はかなりお気に入り
なのですが、冷夏といえどもさすが京都、
暑くて気が狂いそうでした〜〜。
昼前に着くように家を出て、お昼はお気に入りの
蕎麦やで食べ、それでも時間が余ったので本屋さんに
立寄り、最近お気に入りの作家、浅田次郎さん
『活動写真の女』
という文庫本を購入しました。

とっても良かったので、未だの方は是非この読書の秋に
読んでくださいな。舞台は京都、しかもタイトルが
示す通り映画がストーリーの核を担う
のですがね。

「京大生になったばかりの"僕"は、町に馴染めず友人もできずにいた。そんなある日、古びた映画館で清家に出会い、彼のつてで撮影所のアルバイトを始める。そこで彼は美しい女に心奪われる。だが彼女は30年も前に自殺
した大部屋女優であった。清冽な叙情と、たおやかな
文章で綴る、初の長編恋愛小説」
(Bookのデータベース
による)


ていう内容なんですが 、もちろん中味もすばらしいのは
当たり前なんですが、京都の観光の名所が所々、描写
されていたので、まさに京都にいて読むのは
グッドタイミング でしたね〜。よく時間があると
出かけるお気に入りも本の大切な場所として
書かれていたりして。で、その他にも我が家の近所
も名前があがってましたっけ。
「大船撮影所」

まあ、近所というほどではないにせよ、車で夜中なら
20分ぐらいのところにあった場所で、もちろん今では
稼動してませんが 4,5年前までは その「撮影所」跡地を
映画のアミューズメントパークのようなものにして
存続してました。立ち上がりの頃は話題もあって、
なかなかの賑わいだったようですが、
結局経営が成り立たなかったようで最後は残念ながら
閉鎖に追い込まれてしまいましたけど...

閉鎖される以前は、この中にあるかなり大きな
レストランで とある方のバンドでよく演奏してました
っけ。ステージもきちんとあって、音響設備もなかなか
でしたね。ピアノもかなりいいセミグランドが あった
記憶があります。

こんないい物件でしたから、たまに営業時間外でリハに
使わせて頂いたこともありました。
営業時間外という訳ですから夜中にも
何度かやりましたね。
「草木も眠る丑三つ時」
なんかにもね。

ある時こんなことがありました。とあるレコーディング
に向けてメンバーとエンジニアとマネージャーさんも
いたかなあ〜?まあ4、5人でかなり遅くまでリハしてて
、でも、 お決まりの話ですがなかなかトイレに行くには
そのヲ〜勇気がいりましてね。そのトイレというのは
かなり広〜いお店の奥の通路を曲って行ったような
記憶がありますが、無人の「学校の音楽室」
ようなもので そのトイレまでの通路づたいの壁に
飾ってある肖像画すら、おっかないワケで...
でこれがまた、誰が言ったか、そのトイレの通 路の入り口によく おいでになるという話で。
その 通路の 入り口、ステージ上のピアノ位置から
斜め右前方20メートルのところですが ステージの上からですのでこれが
また良く見えるんですよ。

で、その、なんとなく、ウぐぐ、ハイ 。(笑)


そんでもってつい何故か

「まあそんなところで隠れて
聞いてないで そんなに音楽が好きならもっとそばで聞いたら」

なんて強がったことを心の中で呟いた瞬間、
ピアノを弾いている両足の間を何かなま暖かい気
スウ〜〜〜〜ト通り抜けたではないですか!!
ヒエ〜〜〜〜〜!!
ですよ、まさに!

 


浅田さんの本には日本映画への想いのが 綴られてました。読み終えた時私の脳裏にすかさず浮かんだこの事件、
ひょっとしてアノ方もそうした日本映画の撮影現場に
想いを残された御霊だったのかなと。ものを作る現場
映画にしろ音楽にしろ、魅力一杯ですから...。

北野監督の座頭市が賞を獲得したり宮崎作品が評価されたりとここのところ巻き返しがうれしい日本映画、
豪華なハリウッド映画もいいけどそんな 日本映画の名作を 見始めるきっかけになればと想う次第です。

 

b a c k t o i n d e x >