|
行きつけの...(01'10'30)
TVドラマや小説には良く行きつけの店というのが登場
しますよね。昼のほのぼのドラマならさしずめ駅前の
喫茶店だったり、ハードボイルドなら勿論コ洒落たバー
だし、「はぐれ刑事純情派」なら和風高級飲み屋なんて
具合ですよね。
大体そういう行きつけの店があったらな〜なんて憧れる
年齢もあったりしたけど、特に周りにそんないい感じの
お店もなかったのですが、実は今年の頭ぐらいから
知り合いのお勧めの店が何時の間にか私の行きつけの
お店になってました。
こういうのは場所は秘密にしておくのがファン心理と言
うものなので、場所はあえていいませんがね。
お店の名前は「バラッカ」といいいます。バラック小屋
のバラックの意味で、まあ、がらくたというところで
しょうか?
店内は15人も座れば一杯なので、人気もあるため座れ
ないこともしばしば。そういう時はなんと外にある
ベンチで一杯やりながら、空き待ちするというワザも
あるのです。
そうそう、肝心のメニューですよね。これがまず
エスプレッソ系のコーヒー。いわゆるコーヒー紅茶の
類いはないのです。あくまでもラテなどのエスプレッソ
コーヒーがメイン。もちろんビールやカクテルといった
アルコールも充実してますし料理も決してこむずかしい
物ではないのですが、いずれも一捻りしてある感じで
おまけにどことなく家庭料理的な暖かさを感じるのは
私だけではないはずです。
土,日曜日、限定のカレーなどもお気に入りなのですが
あっという間に売り切れになるのがタマに傷。
まあ簡単に言ってしまえばイタリアン cafe & bar とい
うことなんですが、このお店から眺める景色が、
何となくボストンのイタリア人街の cafe & bar を
思い出させるのですよ。これがまず私の心を掴みました
。郷愁とか懐かしさ? 実際は外の町並みは全く違うし
いわゆる普通の○○駅周辺の様子なのですが、どう言う
訳かそのお店から眺める外景色はそう見えてしまうのは
そのお店の内装のなせる技でしょうか?
内装はコーヒー豆の麻袋を丁寧に張り巡らせてあり
店内に流れる音楽はアメリカものよりは、ブラジルや
スペイン、キューバといったラテンのものが、とても
心地よく聞こえていましたしね。
一番好きだった時間帯は夏の夕暮れ5,6時頃ですかね。
そういうまだ明るい夏の夕暮れ時からビールで始めて
つまみはサラダと激辛ソーセージ。
で、次第にカクテルに移行するのですが、ここのマスタ
ーに作ってもらい好きになったのがサザンコンフォート
をベースにしたもの。あとはアイリシュコーヒーとか
もいけるんですよ。海老とブロッコリーの炒めものと
か、辛子焼きトウモロコシとかをつっ突きながらね。
で、デザートにアイスなんですがバニラにエスプッレソ
がかかっているのがたまりませんでした。もちろん
焼きりんごとかチーズケーキといった女の子好みの品も
揃ってましたっけ。
でも、残念ながら今月でクローズなんですよ、この店。
理由は店の入っている建物の老朽化によることと、
店主人のイタリア渡航 なんですが、ン〜正直とっても
寂しいですね。ライブの後とか本当に良く行ってました
から。店の人に名前を呼んでもらうなんて嬉しいですよ
本当にね。
そういえば、私の健忘症は知る人ぞ知るなんですが
以前もこの店に家のカギをポッケにいれたまま
ジャケットを忘れた事があってね。で、カギの事ばかり
が頭にあって、夜中閉店間際に店に戻って、店の人に
「鍵、落ちてませんでした?」って散々騒いでね、
でもジャケットのことは忘れたままだったの
結局カギは見つけられないで帰ったこともありました。
家の玄関で「何で今日は寒いのかな???」って
思って始めて店にジャケット忘れた事を気付いてね。
でも、もう夜中2時まわっていて、....
まあ、そんなドジな思い出やら、その店での色んな会話
とか、店の人や、喋った事すらないけど何時の間にか
顔見知りになった常連さんやら、いろんな思い出ととも
にその店は去って行くんですね....。
昔、今は亡き親父がよく近所のそばやで一杯やるのが
好きでね、そしたら、その蕎麦やの店主、親父の葬式に
よくつまんでた蕎麦の揚げ物を持ってきてくれたこと
子供心にもよ〜く覚えてるんですが、
馴染みの店というのは、料理ばかりが暖かい訳では
ないということですかね......。
b
a c k t o i n d e x >
|