9月30日放送分の総集編で、インタビューが再度放送されました。いちおうテレビはつけてありましたが、私はもちろん声を消してよそを向いていました。
もうほんとにこれで勘弁してください。
このページは、『みんなでニホンGO!』(2010年6月10日放送分)および祥伝社から出版される(現時点では予定の)関連書籍をご覧になっていらした方のためのページです。思うところあってこのページを作りました。
出演について事前に知らせていたのは家族を含めてもごく少数(実は3人)だったのですが、放送翌日からいろいろな人から「見ました」「出ていましたね」という反響をいただきました。たとえば…
また、大学宛にはがきで感想を寄せてくださった方もいらっしゃいました。
あの番組を毎回見ている人が多いということだと思います。
感想の多くは、「NHKに出るなんてすごいですね」というようなものでしたが、中には内容上の問題点を指摘してくださった方もいらっしゃいました。
再放送をビデオに録画された方もいらっしゃるとのことです。録画されたものは、個人で楽しまれる分には問題ないと思われますが、再配布の際は、著作権法に抵触しないように、しかるべき手続きをとっていいただきたいと思います。てゆうか、もう見ないでほしいです。
いずれにしても、どうもありがとうございました。
まず、自分自身の間の抜けた声を聞いて気持ち悪くなってきました。毎週私の声を聞いている学生たちは、本当にすごいと思います。感謝しています。
それに加えて不細工な顔がくっついていて、ますます絶望的です。自分の顔を見るのは、朝、ヒゲをそるときだけで十分すぎます。できればこんなお面をかぶって出られたら良かったのにと思います。
これは余談ですが、もし私が「う・ら・や・ま・し・ぃ!
番組から私に出演依頼があったのは、前任校の紀要に書いた雑文(これはpdfで読めます)が担当の方の目に留まったのがきっかけです。この雑文は、なぜか、こんなところでも言及され、読めるようになっています。
さて肝心の内容についてですが、番組で私の発言を含めて提示された見解と、もとの雑文で私が提示した見解との間には、いささかの食い違いがあります。もちろん、私自身の見解は現在でも雑文のものです。ただ、急いで付け加えておくと、食い違いが生じた責任の一端は、私自身にもあります。いきさつをくわしく述べることは差し控えますが。
書籍版の方では、食い違いの部分は私自身の考えとは切り離す形で提示していただけることになっています。
食い違いの内容ですが、一言で言えば、「もとの雑文の方が、usage-basedであり、なおかつTraugott氏的である」ということです。
って言われても…??? でしょうか。
「usage-based」「Traugott的」ということで ピン! とくるものがあった方には、もとの雑文にお目通しいただけると幸いです。
「なにそれ?」という方。文章自体は、「usage-based model」とか「Traugott氏」とかについての知識がなくても読めるように書いてあります。
「別にどうでも」という方は、お気になさらずにいらしていただいて結構です。
いずれにしても、日本語研究にかかわっていらっしゃる方には、お目通しいただけると嬉しいです。
言うまでもなく、元の雑文にある不備は、すべてわたくし本多の責任です。
『みんなでニホンGO!』という番組全体に関して、私は基本的に好感を持って見ています。
まず番組全体のスタンスとしての、みんなで考えてみよう、というスタイルが高く評価できます。いわゆる「日本語番組」の中には、日常生活ではほとんど使う人のいない「正しい日本語」についての知識をひけらかして、一般の人の「無知」を嘲笑してコンプレックスを刺激するタイプのものがありますが、この番組はそのような番組とは明らかに一線を画しています。
調査に対する姿勢にも好感が持てますし、コメンテータとして登場する方も、私を除いては♪研究者として信頼に値する方が多いように思います。
取材(研究室での収録)の前後の、担当ディレクター氏とのやり取りも、好感が持てるものでした。
収録にいらしたロケ隊の方々ですが、名古屋で取材されてから神戸にいらしたとのことです。すごいエネルギーです。私は見習いたくても見習えないです。
また、神戸空港発の最終便で東京にお戻りになるとのことでしたが、大学を発たれた時刻が… 飛行機に間に合えたかどうか心配なのですが、こわくて聞けないでいます。
このページは、飲酒して適度に(!)酔った状態で執筆しました。不適切な発言が(すく)ないことを祈ります。