2013年8月1日 準備中/2013年10月15日 開設//2013年11月17日 更新/2017年1月29日 更新/2023年4月11日 更新
この本は生態心理学の用語を使わずに書いていますので、『アフォーダンスの認知意味論』で用いた用語との対応を表にしておきます。
『知覚と行為の認知言語学』 | 『アフォーダンスの認知意味論』 |
意味(人間にとっての事物の) | アフォーダンス |
可能な行為 | アフォーダンス |
環境に埋め込まれた自己 | エコロジカル・セルフ |
知るための行為 | 探索活動 |
他者に埋め込まれた自己 | インターパーソナル・セルフ |
単に可能なだけの行為 | 自然のアフォーダンス |
ふさわしい行為 | 文化的なアフォーダンス |
この本は、生態心理学の観点から日常の言語表現の意味を見直すことでどのような展望が開けるかを見ていきます。言葉について、言語学にとどまらない幅広い知見を踏まえて考えていきます。人間が周りの世界をどのように経験しているか、それが言語にどのように現れているかを見ていくことで、世界が自分や言葉とどうつながっているかが広がりをもって見えてくる喜びを味わってください。
内容面で目指したのは、専門用語を一切使わずに高度なことを書いたこの本です。生態心理学の専門用語を一切使わずに書いてみました。
文体面で目指したのは、知る人ぞ知るとある方が書かれたこの本です。はじける方向は少し違っているかもしれませんが。
タイトルというか副題は、言うまでもなくこの本からお借りしたものです。