@@ スタベアリレー小説その3 @@



・ベア「今日はいい天気だし、久しぶりに城下町でも行きましょうか?」スタ「うむ!では早速出掛けようではないか。」こうして2人はお城を出ました。


・*ベア「スタイナー、どこか行きたい所とかありますか?私はそろそろ寒くなったので服とかを見たいのですが。」スタ「おぬしの好きな所でいいのである。」 


・ベア「じゃ、私はスタイナーの冬のお洋服、選んであげますわ!」ということで、超ご機嫌のベアトリクスとスタイナーは城下町に出掛けることになりました。


・*城下町に着いた二人。ベア「どこのお店に行きましょうか?」 A,バリバリのブランドの店に行く B,デパートのショップに行く C,ユニクロなどのカジュアルショップに行く


・ベア「では、デパートでもいきましょう!2人で出掛けるのは、久しぶりですね!」ベアトリクスは超ご機嫌で、スタイナーの腕をギュッと自分の腕に絡ませた。スタ「む、胸が・・当たる・・」ベア「何か言いました?」


・*スタ「せ、せ、洗濯洗剤がそろそろ無いなーと思っただけである・・・」ベア「スタイナー、洗剤は『アタック』じゃなくて『スーパートップ』の方がいいですよ。」スタ「そ、そうか。」


・そして、2人は○井アレクサンドリア店に無事到着しました。ベア「買い物なんて久しぶりだわ!お給料も出たことだし。ねえ、スタイナーの冬のお洋服も私が選んであげるわ!」


・*ベア「ジャケットを見てみましょうよ。どこのショップにします?DKNY MEN?マーガレット・ハウエル?ケンゾー・オム?」スタ「おぬしが選んでくれるならどこでもいいのである。」


・ベア「じゃあDKNYにしましょ☆」こうして二人はショップに向かいました。並んでいる洋服を見て…スタ「な、何だか自分に似合いそうな鎧が全然売っとらんではないか!」


・*ベア「スタイナー、鎧は武器屋じゃないと・・・。」スタ「す、すまん。つい、いつものクセで・・・そ、そうだ!とっくりのセーターが欲しかったのである!」ベア「と、とっくり!?」


・ベア「と、とっくりは日本酒を飲むときの・・・」スタ「す、すまん。実はデパートに来たのは生まれて初めてで緊張しているのである!」ベア「そうだったんですか。では洋服を買う前に喫茶店でも行ってお茶でもします?」


・*スタ「そ、そうしよう。すっかりのどが乾いてしまっていた所なのだ。」ベア(うっかりしてたわ。彼、横文字に弱かったことを・・・)


・スタ「喫茶店では、コーシーでも飲むか」ベア「コーシー!?それは何でしょうか?」


・*スタ「おぬし知らんのか?コーシーを。黒くて香りのいい飲み物のことである。以前、モリッド殿にごちそうになったのは絶品であった。そういえば、スライ殿は元気だろうか。よく働くカワイイ子であったな。」


・スライ・・・その名前が出たときベアトリクスのこめかみに密かに青筋が立った事にスタイナーは気付かなかった。ベア「スタイナー、スライ殿とはどういう関係なのですか?」


・*スタ「どういう関係って・・・ スライ殿はダリの村の酒場で働いている娘で・・・」ベア「さ、酒場にいる娘ですって!? スタイナー、あなたにそういう知り合いがいらっしゃるとは思いませんでしたわっっ!!」


・スタ「ちょ、ちょっと待てベアトリクス。彼女の家に少しお邪魔したことがあるだけで・・・」ベア「まあ!2人きりで部屋に入ったですって!!」なんかどんどん話が大げさに・・・(汗)


・*スタ「い、いや、そ、その、ちょっと掃除を手伝っただけで・・・。」ベア「そ、掃除を手伝った!? スタイナー!あなたは私には、そんなこと一度もしてくれたことなんか無いじゃありませんか!!」


・ベア「ひどいわスタイナー。浮気したのね?」スタ「そそそ…そんな


・*スタ「う、浮気もなにも・・・ ス、スライ殿はまだ、ビビ殿くらいの子供であるので・・・」ベア「えっ!?本当に子供なのですか!?」スタ「本当である!!」


・ベア「そうでしたの。スタイナー、脅かさないで下さいな。」スタ「誤解を生むような発言、すまなかったのである。」ベア「いいのよ。さ、喫茶店行きましょ!」


・*スタ「そろそろ昼だし、食事にしないか?最近、フライヤとフラットレイ殿がブルメシア再建のために始めたという、ブルメシア料理の専門店『ぶる飯屋』に一度行ってみたいと思ったのだ」


・ベア「そうですね。行きましょう。そう言えばフラットレイ家はかなり子沢山でしたよね。にぎやかそうでお逢いするのが楽しみですわ。思い出すと何だか私も子供が欲しくなっちゃった。」


・*スタ「こ、子供!!ゲ、ゲフッゲフッッ・・・。」ベア「? スタイナ−、大丈夫ですか?顔が真っ赤ですよ」スタ「大丈夫。さ、早く飯にしようではないか」


・そして辿り着いた「ぶる飯屋」店頭ではフライヤの10人の子供達が出迎えてくれた。「おじちゃんおばちゃんいらっしゃいませー!」ベア「…おばちゃん…。」


・*ベア「スタイナー、私ってもうおばさんなのかしら?」スタ「そんなことないのである。おぬしは、まだまだ十分に若いではないか。」ベア「まだまだ、十分って・・・ 何か無理矢理強調してません?」


・ベア「・・・まあいいわ。あら、フライヤさんお久しぶりですね。」現在妊娠中のフライヤ「おお!2人とも久しぶりではないか。」スタイナー「何かオススメのメニューはあるのか?」


・*フラ「店長オススメのメニューじゃ」 『*むしいも 10ギル *ひまわりのタネ 15ギル *パルメザンチーズ 25ギル』 スタ「・・・・・ な、何か、ハムスターのエサみたいなメニューの気がするのだが・・・・・」


・ベア「ど、どれにしましょうか…(汗)何だかおつまみみたいですわ」スタ「そうであるな…(汗)フライヤ殿、酒は置いてあるのか?」フラ「勿論じゃ!名物チーズ酒なんかもあるぞ?」


・*スタ「ソルティードックとか無いのか?」ベア「スタイナー!昼からそんなに強いお酒はダメよ!フライヤさん、彼にはそのチーズ酒を。私には「いいちこ」のボトルとアイスとウーロン茶をピッチャーで下さい♪」


・スタ「何故自分にはチーズ酒・・・フライヤ殿、このチーズ酒はアルコール度数どの位なのだ?」フラ「50度以上と聞いておる・・・ブルメシアの名物じゃ。沢山飲むが良い(^^)」ベア「飲みましょ!かんぱーい♪」

・*スタ「ゴクゴクゴク・・・」ベア「スタイナー!そんなに強いお酒を一気に飲んだりしたら・・・ あなた・・・ 性格が変わってしまうのよね・・・(汗)」スタ「この酒はうまい!おかわりだー!」


・フラ「おかわりと行っているが、いいのか?」ベア「私いつも酔っぱらったスタイナーの面倒見ているのよ。困ったわねぇ。彼泣き上戸なのよ。でも見てると面白いわよ♪なんでもしゃべるし。」


・*スタ「ベアトリクスーーーー!! 自分はぁーーー!昔からぁーーー! おまえのことがぁーーーー!好きだったんだぁーーーー! って、知っていたかよ、・・・ うっうっうっ・・・。」


・ベア「こ、こんな所で恥ずかしいではありませんか。」フラ「という事は、こんな所じゃなかったらOKという事じゃな?(ニヤリ)」ベア「そんな事ないですわ。彼の言っている事なんて何とも思ってませんから!(酔ってます)」


・*スタ「ベアトリクスぅー。俺のことがキライなのかぁー。こんなにも、お前のこと好きなのになぁ・・・。・・・・・・ ぐこーぐこーぐこー。」フラ「どうでもよいが、店で寝るのは困るんじゃが・・・。」


・ベア「困りましたわね・・・真っ昼間だというのに・・・(だったら酒なんか飲むな)」フラ「そうじゃ!いい案がある。(スタイナーの耳元で)おぬし、ベアトリクスが他の男といちゃついてておるが、いいのか?」


・*スタ「ガバッ!な、なにぃー!? どこの若造だぁー!俺のベアトリクスに手を出すとは!! 100年早いっっ!!」といって、ストックブレイクをぶちかましました。フラ「み、店が壊れる・・・」


・ガラガラガラ・・・そしてブルメシアは再び廃墟と化した・・・訳ではないが「ぶるめし屋」は崩れ去った。フラットレイ「おやおや、これからどうしようか、フライヤ。」フラ「お主なぜそんなに落ち着いておるのじゃ?」


・*レイ「何、お店などまた作り直せばよい。」フラ「あなた・・・ 。そうですね、子供達も無事ですし・・・♪」と、ラブラブモードのフラフラ。ベア「い、今のうちに行きましょ・・・」と逃げ出すスタベア。


・ベア「もう酔いは醒めた?そういえば洋服を買いに行くことになっていたのよね。すっかり忘れていたわ。」スタ「そうであったな、自分も忘れていたのである。さ、○井アレクサンドリア店に行くのである。」


・*スタ「自分の服はもういいから、ベアトリクス、おぬしの服でも見たらどうだ?」ベア「私の服を一緒に選んでくれるのですか?うれしいですわ♪♪え〜っと、何にしようかしら?」


・スタ「なぁ、ベアトリクス。もう日が暮れようとしておるのだが・・・。」ベア「あら、もうそんな時間?今日は下着も買おうと思っていたのに・・・。」スタ「ぐはぁ、鼻血が・・・。(何故)」


・*ベア「スタイナー!しっかりして!とりあえず(鼻に)ティッシュでも詰めないと・・・って、私持ってなかったわ。う〜ん。そのへんに怪しい宣伝の入ったティッシュを配っている人っていないかしら?」


・ベア「スタイナー、たくさんティッシュ持ってきたわよ。テレクラに○○○に○○○○。さあ、どれがいいかしら?」スタ「う、うむ。ど、どれも行ってみたいのである。」ベア「スタイナー、今なんて言いました?」


・*スタ「ど、どれ・・・どれ・・・ ド、ドレス姿のおまえを、み、見てみたい・・・ と言ったのである・・・」 ベア「えっ!? スタイナー・・・ それってひょっとして・・・ まさか・・・。」と、またまた勘違いなベア様♪


・*ベア「スタイナー・・・。今の言葉は、まさか、ひょっとして、わ、私へのプロポーズですか?」スタイナーは鼻血がひどく極度の貧血状態になってしまい、ベア様の言葉がよく聞こえずとりあえず返事をしました。


・スタ「じ、実は・・・。」続きの言葉が気になり、ベアトリクスはごくっとつばを飲み込んだ。ベア「実は・・・?」スタ「お、おま、お前と結婚したいのである!」そういってスタイナーは気絶した。


・*が、肝心の最後の言葉がベア様には聞こえませんでした(笑)ベア「スタイナー!!お願いですからもう一度おっしゃって下さい!!」


・スタ「だ、だからこれを、受け取って欲しいのである!」そういっていつから用意していたのか分からないがスタイナーは小さな箱に入った指輪をベアトリクスの前に差し出した。

・*ベア「スタイナー、あなた気絶していたはずでは・・・?」スタ「おまじないのアビリティで復活したのである!そ、そんなことより・・・だから・・・その・・・つまり・・・自分に毎朝みそ汁を作ってくれたら嬉しいんだが・・・」


・ベア「あら、私はみそ汁は得意ですのよ(^^)毎朝部屋で作ってるのでもし良かったら飲みに来て下さいね。」と、にっこり。スタ「い、いや、そうではなくてだなぁ・・・(汗)」しばしの沈黙が流れた。


・*スタ「ベアトリクス。おぬし、まさか、わざと話を反らしているのでは・・・?」ベア「・・・ 当たり前ですわ。スタイナー。私、一体何年あなたに待たされたと思っているのですか?」


・スタ「そうか・・・。すまなかった。ずっとお前と一緒になりたかったのだがどうして良いのか分からなかったのだ・・・。」ベア「スタイナー・・・。」そして2人は相手の瞳に吸い込まれそうなくらい見つめ合った。


・*スタイナーはベアトリクスの細い肩を抱き寄せた。スタ「ベアトリクス・・・ 自分と・・・結婚してほしいのである・・・」ベアトリクスはスタイナーの胸に顔を埋め、涙声で返事をした。ベア「・・・ はい・・・。」


・いつしか日はすでに傾き、真っ赤なな夕日が二人を染めていた。ベア「スタイナー」スタ「ベアトリクス…」そして、二人の距離がゼロになりました。


・*そして二人は言葉を必要としない会話をしたのでした。永遠とも思える一瞬の時は二人にとって最高の至福を与えました。ベアトリクスの見えない右目からは、とめどなく涙が溢れていました。


・結婚の意志が固まった二人はその後かつての仲間達を招待し、結婚式をあげました。ウエディングドレスのベア 「スタイナー、私達、これからずっと一緒ね。これからもよろしくお願いしますね。」


・*「スタイナー、起きて下さい!」スタイナーはベア様の声で目を覚ましました。スタ「ベアトリクス、おぬしドレスはどうした?」ベア「は?何寝ぼけてるんですか!」スタ「ま、まさか、夢オチだったのか!(爆)」


・ベア「くすっ。どんな夢を見ていたのですか?」スタ「お前と結婚する夢だ。ベア「変な事言うのね、私達もう結婚しているじゃありませんか。はいお弁当よ。今日もお仕事頑張って下さいね。」妊婦のベアは微笑んだ。


・*「ベアトリクス。今、幸せか?」「あたりまえですわ。あなたは?」「自分は・・・今が一番幸せだ」スタイナーは妻とこれから生まれてくる子供に向って微笑み返した「じゃあ、行ってくるのである!」昔々のお話でした♪  完