詰み


基本的な詰将棋を問題形式で解いてみましょう。
詰将棋は終盤で玉を詰ます、という勝ちの最終段階ですから、しっかりとマスターしてください。


<詰みのときのポイント>

1.3手の読み
 自分が指す、相手が指す、そして自分が指す;このような3手の読みを意識的にしてみましょう。
 そして、その読みが完璧にできるようになったら、5手、7手、9手・・・・・と増やしていきましょう。
 そうすることによって棋力は格段にアップします。

2.詰ますには連係プレーが必要
 玉を詰ますときに味方の駒が1枚だけでは玉に取られてしまいます。
 取られないためには、その玉に王手している駒を玉に取られても取り返せるように、「利かせる」必要があります。
 「利かせる」とは、簡単に言うと、王手している駒の応援です。
 その応援があって初めて連係プレーが生まれます。
 連係プレーは将棋の重要事項の一つですので、覚えておいてください。

3.マス目の角や端を利用
 将棋盤は9×9ですので、動けるマス目には限りがあります。
 それを利用して、玉を詰ませるのです。
 例えば、玉が5五や4四といった中央部分では動けるところが8マスもありますね。
 詰ますとは、玉がどこに言っても取れるようにすることですから、8マス分も行けなくなるようにするのは大変なことです。
 しかし、1三や5九といった端の部分では動けるところが5マスしかなく、さらに1一や9九では3マスしかありません。
 ですから、玉を端や隅に追いやって詰ます、という方法が効果的です。

4.相手の駒が詰みを助ける!?
 相手の駒が詰みを助けてくれることがあります。
 つまり、相手の駒がいるということは玉がその地点に行けないことになりますので、動けるマス目が減ります。
 ですから詰ますときにはそれを利用することもできます。
 しかし注意点が1つあります。
 相手の駒がいるということはその駒が玉を助けているということなので、余計に詰ましにくくなる場合があります。

5.王手を防ぐ方法
 @取る:単純に王手した駒を何かの駒で取ってしまえば王手は回避されます。
 A逃げる:王手されたら逃げるのが基本です。逃げれば王手が回避されるのは当然でしょう。
 B利きを止める:飛や角、香の3種類は遠くからでも王手できますが、その間に駒を入れることで利きを止める方法があります。

<練習問題>次の一手をお答えください。


正解:5二金
1手詰めの問題です。
将棋の基礎となる詰まし方です。
これは実戦でも頻繁に出てきますので、覚えておいてください。







正解:2三桂
これも1手詰めの問題で、基礎となります。
実戦の頻出パターンですので、抑えておいてください。
桂は将棋界の最高峰プロ棋士、羽生善治さんの一番好きな駒とされています。
桂は他とは少し違う妙な動きをするので、面白いと言うことです。
皆さんも、自分の一番好きな駒(飛が好きな方が多いですが・・・w)を決めてみてはいかがでしょうか。
私は・・・・・角ですね。角の利きは絶大だからです。


正解:▲3二金△1二玉▲2一銀
3手詰めの問題ですが、駒の打つ順番を間違えては詰みません。
最初に金を打つのが正解です。
銀ですと、△1二玉のときに金では有効な王手ができません。
実戦でもよく間違えますので、指すときには必ず確認してください。






正解:1八歩
受けの問題を1問。。。。。
「取る」「逃げる」ことはできないので、「利きを止める」しかありません。
正解以外の手はありえませんよね^^;;
歩は意外と大事な駒なので、覚えておきましょう。





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