駒の損得


駒の損得を覚えて効率的に上達しましょう。

1.同じ駒の取り合いは損得なし


将棋にもそれぞれの駒に「価値」というものがあります。
まず有利にする第一段階として、「敵の兵力より味方の兵力を増やす」ことを考えます。

兵力を増やすには、相手からその兵力を奪ってしまえばいいのです。
しかし、相手もそう簡単には取らせてくれませんので、「駒の交換」がよく現れます。
駒を取ったり取られたりすることです。同じ種類の駒の交換なら損も得もありません。
これが、違う価値の駒を取り合うと、兵力アップの方とダウンの方で損得の差が生じます。

2.価値の例


玉>飛=角>金=銀>桂=香>歩

上のように、駒の価値は右に行くほど下がります。
将棋は玉を取られてはいけないゲームですので、玉が一番価値が高いのは当然ですね^^;;
ここで、例をいくつか挙げてみましょう。

例@:香で玉を取られた。
これは言うまでもなく、玉を取ったほうが勝ちですよね^^;;

例A:飛で歩を取られたが、金で取り返した。
飛で歩を取ったものの、金で取られたのですから、飛>歩より、金で取り返した方が有利です。

このようなところでしょうか、後は実戦で経験してみてください。

3.まとめ


有利に局面を進めていくには、なるべく得をするように指していくのがコツです。
そのためには、価値の高い駒を手に入れれば入れるほど、優勢になっていきます。
ですから、駒の損得に関しては上達に欠かせない手法の一つとも言えます。

初級編