囲い方


囲い方を紹介いたしましょう。
玉を城の中に囲えば敵の攻めを防ぎやすくなります。

左上図は「片美濃囲い」です。
自分が振り飛車のときによく使います。
これはアマチュアの中で最も人気が高い囲いですので、是非覚えてください。
プロの公式戦でも頻繁に登場します。
私がまず最初に覚えた囲いはこれですので、とても馴染み深いです。
棋風としては、「反撃型」です。じっと攻めを耐えて、その反動で一気に敵を攻略します。
この囲いを本講座でも使用するので、とても大切です!!
右下図は「本美濃囲い」です。効果、使用法は片美濃とほぼ同じです。



左上図は「高美濃囲い」です。さらに、右下図は「銀冠囲い」です。
両方共に片美濃、本美濃囲いの進化形です。
効果、使用法は本美濃とほぼ同じです。
つまり、片美濃→本美濃→高美濃→銀冠の順に進化していきます。
相手の状況によって判断するのですが、詳しいことは中級以降をご覧ください。







右上図、左下図共に「四枚穴熊囲い」です。
穴熊は囲いの中で一番堅い囲いです。(なかなか王手がかかりませんから・・・^^;;)
穴熊なら四隅全てで可能ですので、試してみてください。
堅さが勝負に直結することはしばしばありますので、この囲いはとても有効です。
ここで、利点、欠点を列挙してみます。
利点:堅い(堅すぎw)!!だから王手がかからない。
欠点:やられたら逃げられない。囲うまでに時間がかかる。





右上図は「カニ囲い」、左下図は「矢倉囲い」です。
カニ囲い、矢倉囲いは、主に自分が居飛車のときによく使います。
ご覧のとおり上部の攻めに強く、相手も居飛車のときには効果絶大です。
相手が振り飛車の時にはなるべく使用しないでください。
自陣を破られるとすぐに城を崩されてしまいます。
なかなか難易度が高い囲いといえるでしょう。







ほかにもいろいろな囲いがありますが、まずはこの3大戦法を覚えていれば勝負に支障はないでしょう。


初級編