初の番外編です、今回は皆さん参加型の募集のやつです。

第一回はGT−R乗りのモグラッチさんと86マニアのジョニーとのバトル編です。


いつもの通り、ジョニーは環状線を攻めていた。地味だがとても

安定していて敵なしの走りを見せていた。そんな彼に、意外な

バトル相手が勝負を仕掛けてきた!

「誰だ?なに?「モグラッチ」?例のあのモグラッチ君か?」

いきなりだった!あの首都高バトル界では有名なモグラッチさん

が現れたのだ!もちろんジョニーもびっくり!しかもパッシングして

きたのでなおさらびっくりしている様子だ!

「相手はR34Vスペ2Nurか、今日は混んでるからこっちが有利だ

な!」

そして、カウントが開始された、3、2、1、GO!

最初の加速、モグラッチさんのR34がロケットのように飛び出した!

凄い!一体何馬力出ているのだろう?恐らく1100馬力は出ている

だろう、ジョニーはそう思った。

「凄い…。あれほどのモンスターを…」

ジョニーは関心していた。だが感心している暇はない。ジョニーは芝

公園シケインで凄い突っ込みを見せた。普段こういうことをしないジョ

ニーでも今日だけはやってしまう、それくらい興奮していたのだろう。

「向こうも突っ込みは凄いな、問題は立ち上がりだ!私は立ち上がり

に自信があるんだ、絶対に負ける訳には行かない!」

元々ジョニーの86は2JZスワップの最強仕様、そのため普通の86の

走り方とは異なるのだ。つまり、頭文字Dでいえば、拓海の走りでも、

渉のドッカンターボの走りでもない、独特な走りを必要とするのだ。ジョ

ニーの走りはまさにクセ物!テンロクから3リッターにアップしたわけだ

からシャシーだってとても耐え切れないだろう。だから、独自の改造法

でジョニーは今の86を作り上げたのだ。

「トヨタの名にかけてもニッサンGT−Rには負ける訳には行かない。今

日も勝たなければ!」

ジョニーはある展開のようになることを願っていた。相手が熱ダレを起こ

すのをだ。しかし、それが自分に最初に起こるとは…。

「そんな?何でだ?ちゃんとあれでも計算どおりだったのに…。ブレーキ

がダレていきている?相手のはどうなんだ?」

モグラッチさんの車も辛そうだった。タダでさえ重いR、ブレーキだってへコ

たれてしまうだろう。強化はしてあるが…、それでも辛いものは辛い。

しかし、実はジョニーはある大きな間違いをしていたのに気づかなかった。

マシンの剛性、つまりボディの強さでは圧倒的にR34が勝っている。もちろ

んジョニーの86だって剛性はしっかりと作られている。だが、問題はエンジン

との組み合わせだ、ジョニーのは4A−Gから2JZにスワップしたもの、つまり

元のエンジンではなくさらにボディに負担をかけるようなエンジンにスワップし

てある86なので、普通の86が負う負担の2倍以上、いや3倍は負うことにな

る。だが、モグラッチさんのR34は元々のRB26DETT。剛性も高いので負担

は圧倒的に少ない。この剛性の差が勝敗を決める結果となることを、ジョニー

は忘れていたのだ…。

「どうしてあんなにしっかりと走っているんだ?私のはズルズルなのに…」

ようやく気づき始めたジョニー。だが、もう遅かった…。安定しているモグラッチ

さんのRはコーナーをしっかりと曲がっていった。きっちりとだ。だが、ジョニーの

86は、余計にブーストを上げすぎた結果、足回りがエンジンに負ける結果となり

アンダーを出しながらクリアせざる終えなかった。気が付けばSPが無くなっており

バトル終了。ジョニーの大敗だった。コーナーでぶち抜くはずだったのに、逆にコー

ナーで差をつけられたショックは大きいだろう。その後、二台は八重洲駐車場に停

まった。そして、ジョニーはモグラッチさんと話す事にした。

「君の腕は確かだ。Rを甘く見ていた私が馬鹿だった。またバトルしてくれるか?」

「ええ、いいですけど。でもどうしてターボのパシューンって音がしたんですか?後

付けターボですか?」

「あれはスワップで、2JZのをちょっと載せててさ。とにかく君のRは早いな。とても

安定している。きっと君はビッグになれる。いつかだ。今度また逢えた時バトルしよ

う。その時は負けないから覚悟しておいてくれよ!」

「望むところです!」

こうしてモグラッチさんジョニーのバトルはモグラッチさんの完全勝利で幕を閉じた…。



第一回番外編どうでしたか?まだ管理人が勉強不足のところもあり、説明になってない

部分はあると思いますが、ご了承ください(笑)。モグラッチさん、どうでしたでしょうか?

また出演したい場合はご連絡くださいね。

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