燃えすぎた車
南野(2000.12.03)
名前だけの編集長が自分の記事を書いてくれないので代筆します。

2000年2月29日その日は400年に一度発生する例外のうるう日だった。
これから起きる大事件の発生を知らずに岸は車を運転していた。
普段は自分の車を運転するのだが、この日は後輩の車を運転していた。
なぜ後輩の車を運転していたのかは知らないがこれが大事件の元であった。

用を済ませた岸は自分の車ではないので、"頭文字D"の曲を聴きながらコーナーを攻めに行った。きしむタイヤうなるエンジン、車の限界に挑戦し、満足げだった。
自分の車じゃこんなことはできないなと思いつつ、市内に戻ってきた。
赤信号で停車していた岸は隣のガソリンスタンドの店員が手を振っていたが、まだガソリンはあるぜと思いつつ、隣の車のおねーちゃんをじっと見ていた。
しかし、その店員は窓をノックしてきた。なんなんだ、岸は窓を開けた。
店員はボンネットから煙が出ているといった。しかし、岸はかっ飛ばしてきたんだ、エンジンが最高に燃えているときなんだ湯気ぐらい出るぜと、店員の言うことを聞かなかった。

だがこの日は世紀末のうるう日、起きることが違う。
燃えすぎたエンジンは湯気から煙に変わり炎と変化してきた。
ビックリした岸はガソリンスタンドに飛んでいき消化器を持って車にかけた。

場所はガソリンスタンドの前、場合によっては大爆発が起こる。
スタンドの店員は119番に通報。
数分後、けたたましいサイレンの音と共に消防車が数台やってきた。
もちろんパトカーも。
そんなことも知らず、やっとの思いで車の火を消し終えた岸は気が付くと、消防車に包囲されホースが自分に向けられていた。
ビックリした岸は消化器を持ったまま手を挙げたという。

後日警察に呼ばれ事情聴取を取られ、車に欠陥がなかったか調査させられ散々でした。

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