雨飾山 by 岸
10/11,12
宮之前と雨飾山へ行って来ました。
12:30 白馬大池駅で宮之前と合流、小谷温泉へ向かう。
上へ登ると小雨混じりとなり、登山口の天場に早々にテントを張る。
このあたり(標高は1300メートルぐらい?)、紅葉は八分と言ったところか。
とりあえずビールとシャウエッセンで乾杯。
昼寝などしてしまう。

向かいに信州大の学生のテントがあり非常にうるさく宮之前が舌打ちをしていた。
夕方、露天風呂に入り、ラジオでサッカーのワールドカップ予選を聞きながら、鍋をつついて
酒を飲む。向かいのテントは相変わらずうるさかった。
明日の好天を祈っていつの間にか寝ていた。
夜半、風が吹いてきてテントがはたかれて目が覚める。2:30頃起き出してコーヒーを飲み
また寝た。明け方、向かいのテントが騒がしく、新たに入ってくる車もありうるさかったが、
6:00頃までシュラフの中でモソモソとしていた。
天気も回復しそうな感じもあまりなく、なかなか起き出せなかったがとにかく起きて行動。
簡単な朝食をとり、あわただしく準備して7:00に登山口を出発する。
沢沿いをたどり見事なブナ林の急登。少し登ると紅葉は最盛期を迎え、黄金色のトンネルの中を歩いていた。

尾根を乗越し別の沢に下り、うっすらと雪をかぶった道をぐんぐんと登る。

上部はガスに包まれて展望は利かない。きつい登りのあと広い稜線にでた。
雪がちらちらと降ってきた。一瞬ガスがはれパーッと明るくなった。
あれがピークだろうか。樹林帯を抜け熊笹の生い茂る緩やかな尾根だ。
ここまで来ると、冬がそこまで来ているようだ。鮮やかな色合いは消え徐々にグレーから真っ白な世界へと姿を替えようとしていた。

ガスの中に包まれた山頂1963.2mに立ち、天候悪化を恐れ早々に下山。
ここまで2時間半の行程であった。

帰りは次第に雪が強くなって来て、急いで下った。
道はぐちょぐちょになっていて、泥だらけになりながら走るように帰ってきた。
登山口にたどり着いたときは、ほんの少し秋が深まっていたような気がした。

冬はもうすぐそこまで、来ているんだなあ...と思いつつ雨飾山を後にした。
白馬まで戻って、いつもの倉下の湯で汗を流して、宮之前と別れそれぞれの家路についた。
その後、宮之前が連休の渋滞にはまったのは言うまでもなく、何時に帰り着いたのかは
私の知るところではない。
ちなみに、富山まではすんなり帰り着くことが出来た。
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