外反母趾の日帰り手術(DLMO法)


DLMO法 (distal lineal metatarsal osteotomy)
当院では10年以上前より院長が行っている30分程度の日帰り手術です。
日帰り手術ですが麻酔科医師による全身麻酔で行います。
術後2~3日で歩行開始、痛みが引く約1週間ごろにはスーパーなどの外出可能
。ただし、約1ヶ月間は第1中足骨を固定するワイヤーが入っている。(親指の先端に5mm程度出っ張ります)
ワイヤーを抜くのは術後4-5週間後。術後8週で骨癒合後につま先立ち訓練。
踵→小指→親指を順に地面に接地させる通常歩行可能になるのは、
術後1.5~3か月後でこの時期から普通の生活ができる。

外反母趾手術のデメリット
DLMO法に限らず、外反母趾手術に全般で骨がかたまるまでには約1~2か月かかる。
術後には患部が腫れるので、外回りや立ち仕事に復帰できるようになるまでに、およそ2~3か月くらいの期間がかかる。



当院の手術患者様です。
写真の様に母趾のバニオン(出っ張り)が改善するだけでなく、母趾の爪をみると明らかなのですが母が地面に対して垂直に荷重できることがわかります。そのため母趾で踏ん張り転倒しにくくなります。足の横幅(開帳足)も改善し足部の縦・横アーチの改善が見られます。
歩行速度増加と歩容改善につながります。術後はリハビリで母趾爪先立ち訓練等を行い、最後にインソールなどを作成し再発予防します。

治療の流れ


○費用

健康保険の適応です。

第一足指外反症矯正手術の料金の概算
第一足指外反症矯正手術: 10,790点
麻酔: 6,000点
3割自己負担の場合:10790x3+6000x3=50370円
(2024年7月時点)