都会のヒーリングスポット−1

おとめ山公園(新宿区落合)

交通機関:JR山手線目白駅・高田馬場駅、西武新宿線下落合駅

 一番楽なコースは「JR山手線目白駅」から往復するコースです。目白駅からゆっくり歩いても15分もかからない所にあります。場所は目白駅から高田馬場駅方向を向いて45度右の方向にありますが、住宅地の中にひっそりと在りますので、「バブチストキリスト教目白ケ丘教会」を目印に歩いて行って下さい。教会から3分ほどの右手に「おとめ山公園」は在ります。東京周辺には涌水箇所が多くありますが、その多くは台地下の「ハケ」と呼ばれる地形に涌いています。しかし「おとめ山公園」は台地の頂上から少し下がった、8合目ともいうべき高い所に涌き出し口があります。


 
西の公園の湧水個所     途中でも湧水が

 公園は狭い南北の道路を挟んで、東西2カ所に分かれており、西側の公園に湧水箇所があり、そこから小川が続き、池を通って、道路の下を暗渠で抜けて再度、東側に流れ出て、池に繋がっています。公園の両方とも道路から三方が低くなっている馬蹄形をしており、一番低い所に池があり、カルガモが数羽居着いています。


 
西のせせらぎ          西のせせらぎ
 
 
西の池に架かる石橋       東の暗渠出口

 東の池と噴水          カルガモ

 
周辺は落合という都内でも屈指の高級住宅地でもあり、狭い道路の坂に面しているため車も少なく、何カ所かあるベンチに座っていると、「ここが東京か?」と思うほど静かで、数多くの種類の野鳥の鳴き声・せせらぎの音・風にそよぐ木の葉の音のみが聞こえてくという、私が都内随一と思うヒーリングスポットで、しかも嬉しいことに「無料」です。

 鬱蒼とした雑木林     名も知らない赤い実が

「おとめ山」の歴史は古く、徳川将軍の狩りの時の休息所(付近には涌き水が他にない)となっており、立ち入り禁止の意味の「御留山」が「おとめ山」となったそうです。明治以降は東西に二分され、東側を近衛家・西側を相馬家が所有し、相馬家は大正3年に長岡半平に庭園を作らせ「林泉園」と命名したが、やがて「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門氏の自宅兼茶室となっていました。東西とも戦後、大蔵省管轄地となって大半は放置されてましたが、昭和44年に新宿区立の公園として整備され、一般に解放されました。

  園内の人工物はベンチ・歩道・東屋・端に展望所・2ヵ所のトイレ・ホタル養殖設備、狭い所に幼児用の滑り台・ブランコがある程度で、何もないと言っても過言ではありません。私も学生時代に近所に下宿していたので、公園に整備される前に、近所の悪童達が作った入り口を通って、栗などを拾い、食べていました(^^;)

 
 西の公園の展望台から   東の公園の入り口付近(右が公園)

 帰途は坂道を下って下落合駅に向かうか神田川沿いに高田馬場駅まで行くか、坂を少し上って目白駅に戻るかとなります。