寺子屋
寺子屋は近代建築を多角的に検討する会です



第68回報告

《近代建築を多角的に検討;アメリカ建築の20世紀−8 》



20020320 話:三沢浩



7.べイリジョンスタイルとメイベック

1)湾岸様式と呼ばれるスタイル
2)ルイス・マンフォードの地域主義
3)20世紀初頭のべイエリア(湾岸)


8.新しさと古さの西海岸

1)ウイリス・ポルクのハリディ・ビル
2)シカゴ派との共通点
3)ジョン・ガレン・ハワードのキャンパス
4)様々なスタイルの集積


9.アーヴィング・ギルのモダニズム

1)早く「近代建築」に達したギル
2)ラ・ホヤという土地で活躍
3)タッジ邸のRC造
4)「白い直角の住宅」の先取り


10.西海岸に発するアメリカのモダニズム

1)メイベック/ギルの先駆性
2)新しい構法や試作
3)同時代のロースの「白い直角の住宅」


11.グリーン兄弟からカリフォルニア

1)カリフォルニアのミッション様式、バンガロー様式
2)グリーン兄弟の経歴
3)ギャンブル邸とブラッカー邸
4)フランク・ゲーリーへとつながるか


12.ライトのプレイリー住宅

1)プレイリー様式とは何であったか
2)ウイリッツ邸からマーチン邸へ
3)ヨーロッパヘ影響した『作品集』




●寺子屋67は3月20日(水)に開かれました。参加者は10名でした。


●●1910年代までのサンフランシスコは、L.マンフォードの命名した「湾岸(ベイエリア)」様式に代表されるような独自のスタイルを展開していました。その評価は近年になってからですが、NY,シカゴのようにボーザールの影響を絶対のものとせず、B.メイベックやJ.モーガンのように木造架構に先駆性を示した人たちへの、土着に発達した木造シングル葺きのシングルスタイルやちょっとキッチュなカーペンターゴシック、日本=ジャポニカの影響。ウィリス・ポルクの鋳鉄とガラスによるカーテンウォール。アーヴィング・ギルのRC打放シやチルトアップ工法。このどれもが、西海岸という成長過程の地域における様々な可能性に挑戦した熱い軌跡だと思います。
ヨーロッパからの影響を相対化し、地域の可能性を追求すること、それは時代の相対化と地域の絶対化といえるかもしれません。それができたのはなぜか。サンフランシスコが大都市になり、アメリカ資本主義の一翼を担うようになって、それはなぜ消えていってしまったのか。同じことは日本の近代建築形成期にのいえるのでしょうか。

●次回は都内周辺で近代建築の見学を、A.レーモンドの建築を中心に予定しています。



●次回<寺子屋69>は,

《近代建築を多角的に検討;近代建築を見に行く》


話:三沢浩

日時:2002年 4月24日(水)

春ということで、見学会をすることにしました。
ちょうど、女性技術者の会でレーモンドの見学会があり、同行します。

国際基督教大学(ICU)を午前中
東京女子大学を午後から見学。




問合:大崎元 建築工房匠屋 03ー3716ー1743(tel)3716ー8459(fax)nifty-serve:VED03705



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