寺子屋
寺子屋は日本の近代建築を多角的に検討する会です



第60回報告

《日本の近代建築を多角的に検討;F.L.ライトとモタニズム−(特講)》
『フランク・ロイド・ライトのモダニズム』―出版にあわせてのスライド+討論会―



20010620 話:三沢浩



1.何故、今フランク・ロイド・ライトか

1)出版に合わせたライトのモダニズム講座
2)20世紀のモダニズムの終りにあたり
3)新たな世紀のモダン・マニエリスムとは


2.初期のライトについて

1)様式時代の住宅作品
2)プレイリー時代の日本の影響
3)作品集出版以後のゼセッションの影響


3.それを超えようとしたブリミティビズム

1)日本の影響と乗り越え
2)マヤ・エジプトの影響
3)インディアンのウイグワムから
4)忍従からアイデアの熟成、その昇華へ


4.原案を不遇の時代に貯える

1)タリアセン・ウエストの成果
2)水平指向から落水荘へ
3)垂直指向の高層ピルは樹木型
4)劇場スタイルはユニティ・テンプルから


5.モダニズム建築の先鞭であったライト

1)ジョンソンワックスの材料と構造
2)グッゲンハイムに至る円型と渦巻 eddy(whirlpool)
3)片持ち梁への執念
4)皿型シェル、ヴォールト・シェルヘの執着
5)第三黄金時代のアラベスク


6. 変わらぬタリアセン・イーストの大自然との密着

(スライド上映250枚)





●寺子屋60は2001年6月20日(水)、参加者11名で開催されました。今回は、三沢さんが執筆した、『フランク・ロイド・ライトのモダニズム』(彰国社)の出版を受けてのスライド+討論会です。


●著書を読んでの山口廣氏の批評などを受けながら、ライト論の総論を、スライドを交えて見ていきました。

●ライトにとってのモダニズムと、モダニズムにとってのライトの存在が、複雑に絡み合いながらずっと切れずにつながっている、そんな様子がとても興味深く感じられました。
そんななかでライトとモダニズムがしっかり手をつないでいるのは「構造」ではないか、と思います。これからのライトの構造の解明に大いに期待しつつ、ひとまずライト論は修了です。

三沢浩著
『フランク・ロイド・ライトのモダニズム』
(株)彰国社 2001年6月20日発行
目次
はじめに
T章 建築家ライトの見方
U章 日本が与えた影響
V章 アイデアの熟成から昇華へ
W章 ヨーロッパと対峙
X章 プリミティビズムのとり入れ
X章 プリミティビズムのとり入れ
Y章 モダニズムの乗り越え
Z章 ユソニアン住宅の意義
[章 有機的建築の行方
あとがき
附録 フランク・ロイド・ライト年譜



●次回<寺子屋>は,

夏休み=1回お休みです。次回は8月。

問合:大崎元 建築工房匠屋 03ー3716ー1743(tel)3716ー8459(fax)nifty-serve:VED03705



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